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ファミリービジネスのトップマネジメント--- [経済]

400009971X.jpgファミリービジネスのトップマネジメント

アジアとラテンアメリカにおける企業経営

アジア経済研究所叢書-- 2
著者名1 星野 妙子 /編  
著者名2 末廣 昭 /編  
出版者 岩波書店
出版年 2006.3
新潟市立図書館 中央ホンポート館2階 /335.2/フア/
内容紹介
ファミリービジネスの成長を制約する要因として経営を担う人材の問題に焦点を絞り、アジアとラテンアメリカの大規模なファミリービジネスの実態を、豊富な資料を駆使した分析により明らかにすることで、実証的な考察を行なう。
 グローバル化の進展によって世界のファミリービジネスは大きく変わりつつある.近年の変化のなかでも,ファミリービジネスの成長を制約する要因として特に重要と考えられている経営を担う人材に焦点を絞り,実証的に考察.豊富な資料を駆使した分析から,今日のファミリービジネスの実態が明らかになる.
目次 タイトル 著者名 ページ
ファミリービジネスの経営者 星野 妙子/著  1-24頁
韓国財閥における家族経営と俸給経営者層 安倍 誠/著  25-64頁
台湾民間大企業の経営者 佐藤 幸人/著  65-100頁
タイのファミリービジネスと「トップ経営陣」 末廣 昭/著  101-155頁
メキシコにおけるファミリービジネスの経営者 星野 妙子/著  157-204頁
ベネズエラの企業経営 坂口 安紀/著  205-242頁
ペルーにおけるファミリービジネスの経営者 清水 達也/著  243-272頁
ファミリービジネスと経営者企業 末廣 昭/著  273-286頁


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コロナ危機が日本社会と 医療・社会保障に与える影響と選択 ー二木 立(にき りゅう) [国家医学・帝国医療・看護学]

コロナ危機が日本社会と 医療・社会保障に与える影響と選択 二木 立(にき りゅう)日本福祉大学名誉教授



2021 年2 月19 日開催 医療問題研究会 主催 神奈川県保険医協会


①コロナ危機は「中期的」には日本医療への「弱い」追い風になる、
②コロナで社会は「大きくは」変わらない。
1 コロナが世界と日本社会に与える影響 
○コロナは世界・日本経済に重大な影響を与え、それによるGDPの落ち込みは 2008 年のリーマンショック(世界金融危機)や 2011 年の東日本大震災を上回る。 
 ○しかし「100 年に一度の危機」、「社会が一変(ポストコロナ時代)」は過剰反応。 


14 世紀ペストの致死率は35 ~ 40 %、人口の1/2 ~ 1/3 が死亡→社会変革的ショック。

1918-20 年の「スペイン風邪(インフルエンザ)」の日本の死者39 ~ 45 万人→現在の人口に換算すると89-103 万人!

スペイン風邪後も日本の都市化は変わらずに進んだ
(中川雅之「人口集積と感染症リスク(下)「日本経済新聞」7 月9 日)。
*スペイン風邪は日本でもアメリカでも「忘却された」
(速水融『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ』藤原書店,2006,429 頁)。


 コロナによる国内の死者は6,804 人(2 月11 日現在)、最終的にも1 万人前後?



政府(主として中央政府=国家)の役割の復権-新自由主義的改革は頓挫、医療・社会保障費の大幅抑制の見直し。 


○コロナ対策を名目とした「監視国家」化の危険-中国ではコロナ以前から実現し、コロナ対策でそれが加速
:梶谷懐・高口康太『幸福な監視国家・中国』NHK 出版新書,2019 
日本の人口当たり死者数:イタリア・英国・米国の30 分の1 以下だが、アジア13 か国・地域中4 番目に多い:中国の10 倍、台湾の100 倍。
*フィリピン>インドネシア>ミャンマー>日本>韓国>…中国>…台湾(1 月21日)。
日本の人口当たり病床数は世界一多いのに医療崩壊が起こっている??
日本の病床の4 割は精神科・療養病床で、これらは欧米では病院病床に含まれない。
日本の元データ(約89 万床)は「一般病床」で、回復期病床を相当数含む。(看護師1名が入院患者7名を受け持つ)看護病床約 35 万床。
人口千対病床数は2.8 床で大半のヨーロッパ諸国と同水準。
日本の病院の病床当たり職員数が欧米に比べはるかに少ない
『平成 28 年版厚生労働白書』93 頁「日本の病床 100 当たり臨床医師数は 17.1 人(2012年)であり、アメリカ 85.2 人、英国 100.5 人、ドイツ 49.0 人、フランス 48.7 人と比べて大幅に少ない状況にある」
「医療が逼迫しているのは民間病院のせいなのか?」(忽那 賢志医師 Yahoo!japan 1 月 17 日)、
そもそも医療機関で新型コロナを診療するためには「患者を診る」だけでなく「感染対策が適切に行える」必要があります。
新型コロナ診療を行うキャパシティのある民間病院はすでに新型コロナの患者を診ている、というのが私の印象です。
今新型コロナ患者を診ていない民間の医療機関は、感染症専門医もいなければ感染対策の専門家もいない、という施設が多く、こうした民間の医療機関に何のバックアップもないままに「コロナの患者を診ろ」と強制しベッドだけ確保したとしても、適切な治療は行われず、病院内クラスターが発生して患者を増やしてしまう事になりかねません
現在は専門家も他院の指導に回る余裕はありませんし、病院のコロナ患者の導線を確認し、コロナ患者を診療する病棟のゾーニングを行い、診療に当たる職員の個人防護具の着脱のためのトレーニングを行い・・・といった準備は一朝一夕で身につくものでもありません。
「コロナ治療の医師や看護師にインセンティブを払えば医療体制が瞬く間に強化される」という首相への提言が行われたそうですが、単純にお金で解決する問題ではないでしょう。
少なくとも単にお金を配って病床を確保するのではなく、「医療従事者の安全」と「診療の質」の両方が担保された上で民間の医療機関での診療拡充を行うべきと考えます。
○コロナ危機で「医療モデル」批判(cure から care へ)は破綻→「治し、支える医療」(cure & care)へ。 
*この表現の初出は、社会保障制度改革国民会議報告書(2013 年 8 月)。 
私は、医療機関は、公私の区別を問わず、国民の健康を守るために公的役割を果たしている「社会的共通資本」(故宇沢弘文氏)であり、「医療安全保障」の視点からも、医療機関の倒産や機能低下を防ぐために、経営困難に陥っている医療機関全体に対する公的支援が必要と思っている(コロナ危機後の医療・社会保障改革 14 頁)。 
*迫井正深医政局長:「新型コロナ患者の有無にかかわらず、医療機関をつぶさない対応は必要であり、支援策を財政当局と協議しているところだ。/ 8 月 28 日の新型コロナ対策のパッケージにおいても、医療機関の経営支援は明記されており、予備費の活用を含め対応を講じる」(「医政局長就任会見」『社会保険旬報』2020 年 9 月 21 日号:9-11 頁)。 
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パンデミックは資本主義をどう変えるか――健康・経済・自由-発刊日 2021/2 [国家医学・帝国医療・看護学]

パンデミックは資本主義をどう変えるか83025.jpgパンデミックは資本主義をどう変えるか――健康・経済・自由
ロベール・ボワイエ著 山田鋭夫・平野泰朗訳
藤原書店
A5並製 320頁
ISBN-13: 9784865783025
刊行日: 2021/2
内容
コロナ・パンデミックの中、経済は、生命をどう守るのか!?未来の資本主義のあり方を緊急提言!緊急書き下ろし・緊急翻訳出版!!
様々な“危機”に対応してきた資本主義の歴史をたどり、その多様なあり方を分析し提示してきたフランス・レギュラシオン経済学の旗手・ロベール・ボワイエが、新型コロナ・パンデミックに直面し、経済学者として口火を切った!!ロックダウン、外出禁止、休業要請とその補償……感染の渦中にあるパリから、政策決定、不確実性、競争原理、不平等、ユーロ、国際関係などさまざまな視角から目配りしつつ、未来を展望する。
「日本の読者へ」より
多くの政府は、すべての経済活動の停止、経済的損失の膨大化に直面して、政府は巨額な経済活動支援策を決定した。―「いかなる犠牲をはらっても」―かつて欧州中央銀行によるユーロ救済を可能にした合言葉を前例なき規模で繰り返した。こうした諸政策はGDPの低落や雇用の収縮を止めたが、正常状態に復帰させることはできなかった。
 なぜなら、経済的利害関係者だけでなく、移動の自由という民間人からの要請にも応えて、社会的距離をとるという措置が緩和されるや否や、感染はいっそう勢いをましたからである。
 こうして世界経済は、まったく未知の領域に突入した。つまり、封鎖措置の同時性、各国景気局面の同期化、保護主義的対立の拡大、国際システムの分裂リスクを抑えられない国際諸組織の機能不全、富国ならびに貧国における貧困の再来といったことである。
課題の重大さに見合う統治機構の構築なきグローバリゼーションの構造的危機が指示されることになった。
あらゆる資本主義の構図再編は、新型コロナの持続的根絶の可能性にかんして、不確実だとの刻印を押される。
目次
日本の読者へ
序 説 過去が未来をどう制約するかを理解すること
第1章 困惑的な出来事を分析すること
第2章 パンデミック、経済、制度変化
第3章 根本的不確実性の時代
第4章 緊急事態から健康・経済・自由の「トリレンマ」へ
第5章 医療・教育・文化を中心とした発展様式は出現しつつあるのか
第6章 超国籍的プラットフォーム資本主義と国家資本主義――その加速と弁証法
第7章 国際関係は解体に向かうのか
第8章 ユーロは終焉に向かうのか
第9章 危機からの出口――経済・社会・政治を埋めこみなおすこと
結 論 未来は開かれている
補 章 歴史的出来事をリアルタイムで分析することは可能か
訳者あとがき/文献目録/図表一覧
著者紹介】
●ロベール・ボワイエ(Robert BOYER)
1943年生。パリ理工科大学校(エコール・ポリテクニック)卒業。数理経済計画予測研究所(CEPREMAP)および国立科学研究所(CNRS)教授、ならびに社会科学高等研究院(EHESS)研究部長を経て、現在は米州研究所(パリ)エコノミスト。 著書に『レギュラシオン理論』『入門・レギュラシオン』『第二の大転換』『現代「経済学」批判宣言』『世界恐慌』、〈レギュラシオン・コレクション〉『1 危機――資本主義』『2 転換――社会主義』『3 ラポール・サラリアール』『4 国際レジームの再編』(共編著)、『資本主義vs資本主義』『ニュー・エコノミーの研究』『金融資本主義の崩壊』『ユーロ危機』『作られた不平等』『資本主義の政治経済学』(以上いずれも藤原書店)『レギュラシオン』(ミネルヴァ書房)などがある。
【訳者紹介】
●山田鋭夫(やまだ・としお)
1942年生。1969年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士。名古屋大学名誉教授。専攻は、理論経済学・現代資本主義論。著書に『さまざまな資本主義』(2008年)『内田義彦の学問』(2020年、以上藤原書店),Contemporary Capitalism and Civil Society, Springer他。訳書にピエール・ブルデュー『住宅市場の社会経済学』(共訳、2006年、藤原書店)、ロベール・ボワイエ『ユーロ危機』(共訳、2013年、藤原書店)他。
●平野泰朗(ひらの・やすろう)
1948年生。1978年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程修了。1978~80年、フランス社会科学高等研究院に留学。経済学博士。福岡県立大学名誉教授。専攻は、労働経済学・社会政策。著書に『日本的制度と経済成長』(1996年、藤原書店)他。訳書にパスカル・プチ『低成長下のサービス経済』(1991年、藤原書店)、エマニュエル・トッド『経済幻想』(1999年、藤原書店)他。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです
関連参照
コロナ危機が日本社会と 医療・社会保障に与える影響と選択  二木 立(にき りゅう)


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ワクチン いかに決断するか--発刊日 2021/2/26 [国家医学・帝国医療・看護学]

ワクチン いかに決断するかVbL.jpgワクチン いかに決断するか  
(4)著者名 R・E・ニュースタット
 H・V・ファインバーグ著 西村秀一訳  
(5)出版社 藤原書店  
(6)備考 ISBN-13 : 978-4865783001  
発刊日 2021/2/26

内容

1976年、フォード政権下のアメリカで、ひとりの新兵が豚由来のインフルエンザウイルスで亡くなった。1918年のスペイン・インフルエンザの再来を恐れる公衆衛生当局者が、フォード大統領に全国民2億人以上へのワクチン接種を進言。フォード大統領は決断を下し、史上最大のワクチン接種事業が実施された。
だが、ギラン・バレー症候群などの副反応事案や、まぎれ込みによる有害事象が多発。事業は中止された。そしてインフルエンザの大流行も実際には起きず、厚生行政の汚点となった
――本書は、この公衆衛生行政における一大事件について、行政学と公衆衛生のエキスパートであるふたりの著者が行政内部の意思決定の過程を詳細に検証した報告書をベースに、さらにこの出来事を将来への教訓として生かすための工夫を追加し、一般向け書物にした本の邦訳である。
目次
 日本語版の出版にあたって(西村秀一)
 本書について(D・A・ハンブルグ)
 著者による解説
第Ⅰ部 オリジナル・レポート
  本レポートの刊行に寄せて(J・A・カリファノ・ジュニア)
  送り状
  謝 辞
 はじめに
 第1章 インフルエンザ新種出現
 第2章 センサーの決意
 第3章 クーパーの支持
 第4章 フォード大統領の決断
 第5章 組織立ち上げ
 第6章 臨床試験
 第7章 法的責任問題
 第8章 立法措置
 第9章 開始、そして中止
 第10章 カリファノ登場
 第11章 遺 産
 第12章 教訓を踏まえて
 第13章 専門的あとがき
第Ⅱ部 豚インフルエンザの後に、そして将来に向けて
 第14章 その後の展開
 第15章 教訓の使いみち――授業の題材として
 第16章 関係者聴取による総括
付 録
 A 豚インフルエンザ事件の時間的経過(1976年1月~1977年3月)
 B 重要参考文書
 C 有益な質問
 D 登場人物たち
 E 用語と関係機関
原注/推薦参考図書/索引
訳者あとがき――豚インフルエンザ問題を超えて
著者紹介
●リチャード・E・ニュースタット(Richard E. Neustadt)
1919-2003。政治学者。ハーバード大学J・F・ケネディ行政学大学院の行政学のLucius N. Littauer Professor、および同大学政治学研究所初代所長を務める。Alliance Politics (1970)やPresidential Power (1960)の著者としても有名。
邦訳された著書に『ハーバード流歴史活用法――政策決定の成功と失敗』(E・メイと共著、三嶺書房、1996年)がある。トルーマン大統領時代、大統領補佐官のひとりとして働き、さらにはケネディ大統領およびジョンソン大統領時代にも大統領顧問として政策決定にかかわった。本事例研究は、彼のこうした豊富な経験ならびに1962年の「スカイボルト危機」の検証での活躍を知る、カリファノ保健教育福祉省新長官の依頼によってなされたものである。
●ハーヴェイ・V・ファインバーグ(Harvey V. Fineberg)
1945年生。医師であり、公衆衛生の専門家。ハーバード大学医学部でMDの学位を取得し、さらに同大学ケネディ行政学大学院でニュースタット教授に学び、公共政策学で修士の学位を取得。長年にわたり、ハーバード大学公衆衛生学部教授を務める。同学部長、米国医学アカデミー会長、カーネギー国際平和基金議長を歴任。現在Gorden and Betty Moore財団理事長。
【訳者紹介】
●西村秀一(にしむら・ひでかず)
1955年山形県生まれ。
1984年山形大学医学部医学科卒業、医学博士。山形大学医学部細菌学教室(現感染症学教室)助手を経て、1994年4月から米国National Research Councilのフェローとして米国ジョージア州アトランタにあるCenters for Disease ontrol and Prevention(CDC)のインフルエンザ部門に留学、その後同部門の客員研究員。1996年12月に帰国。国立予防衛生研究所(現国立感染症研究所)ウイルス一部主任研究官を経て2000年4月より国立仙台病院(現国立病院機構仙台医療センター)臨床研究部病因研究室長、ウイルスセンター長。専門は呼吸器系ウイルス感染症、とくにインフルエンザ。
著書に、『新型コロナ「正しく恐れる」』(井上亮編、藤原書店、2020年)、訳書に、A・W・クロスビー『史上最悪のインフルエンザ』(みすず書房、2004年)、D・ゲッツ『感染爆発』(金の星社、2020年)、C・コーワン『ヒッポ先生シリーズ』(サイエンティスト社、2009年)がある。


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南アフリカタイポの変異型新型コロナウイルス、初期の新型コロナウイルスの抗体が効かない研究結果 [国家医学・帝国医療・看護学]

スプトーニク 2021年03月03日 記事 覚書
南アフリカタイプの変異型は急速に感染が拡大するだけでなく、死亡率も高いことが分かっている。
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南アフリカ国立保健局付属感染症研究所の学者らは、他の機関と協同で、
ヨハネスブルグの医療機関で新型コロナウイルスと診断された44人の完治者から抗体の含まれる血漿を摂取

南アフリカではじめて確認された新しいコロナウイルスの変異型も含んだウイルス群の、完治者から抗体の含まれる血漿で、抗体に対する生態と耐久性の実験を行なった。
血漿は初期の新型コロナウイルスを中和したが、血漿の半分のサンプルは新しい南アフリカタイプの変異型にはまったく効果がなく、重症患者のわずか3つのサンプルだけがウイルスに積極的な中和効果を示した。
国際学術誌『ネイチャー メディシン・Nature Medicine』に公表された。

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貨幣の地域史 中世から近世へー2007 [中世・国内]

貨幣の地域史t.jpg貨幣の地域史 中世から近世へ
著者1 鈴木公雄 /編  
出版年 2007.11
出版者 岩波書店
一般件名 貨幣‐日本
ページ数 10,349,2p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-00-022479-6
県立図書館収蔵 NDC分類(9版) 337.21
内容紹介 近世の貨幣統一はいかに成し遂げられたか‐。地域ごとにばらばらだった中世の貨幣流通が、江戸・寛永期に統合されるまでのプロセスに、第一線の研究者たちが挑む。貨幣史研究の最前線を示す論集。
目次
第1章 東アジア貨幣史の中の中世後期日本
第2章 出土銭貨からみた中世貨幣流通
第3章 貨幣流通からみた一六世紀の京都
第4章 一五世紀末から一七世紀初頭における貨幣の地域性―伊勢神宮周辺地域を事例に
第5章 統一政権の誕生と貨幣
第6章 貨幣の地域性と近世的統合
第7章 無縁・呪縛・貨幣
終章 銭貨のダイナミズム―中世から近世へ
著者等紹介
鈴木公雄[スズキキミオ]
1938‐2004年。慶應義塾大学博士(文学)。慶應義塾大学名誉教授。日本考古学・日本貨幣史専攻
著書に「考古学はどんな学問か」「銭の考古学」など。
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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苗字と名前の歴史ー坂田聡 /著--2006;04 [明治以前・国内]

苗字と名前の歴史 815.jpg苗字と名前の歴史 
著者1 坂田聡 /著  
出版年 2006.4
出版者 吉川弘文館
シリーズ名 歴史文化ライブラリ-  211
一般件名 姓氏 , 人名
ページ数 6,199p
大きさ 19cm
ISBN 4-642-05611-4
新潟市立図書館 中央ホンポート館2階 /288.1/サカ/
県立図書館収蔵
内容紹介
今日の日本人の名は、10万を超えるという。これら多種多様な苗字と名前はいったい何に起因するのか。
古代中国や奈良時代の氏姓(しせい)制度に源流を探りながら、日本独特の苗字が姓に取って代わるまでの歴史をたどる。
家名と家制度、身分・階層との関わり、男性と女性の違い、現代の夫婦別姓問題など、様々な視点から分かりやすく説いた薀蓄(うんちく)あふれる書。
目次
「名づけ」の今日と過去(「名づけ」をめぐる諸問題;中世・近世の庶民の一生と人名の変化)
姓と苗字(姓、苗字、そして氏;古代貴族の姓 /中世武士の苗字/姓と苗字の違い/庶民も名のった姓と苗字ほか)
男性の名前(中世男性の名前の種類;近江国菅浦住民の人名 /紀伊国粉河荘東村住民の人名)
女性の名前(平安~鎌倉時代の女性名;夫婦別姓から夫婦同苗字へ /室町時代の女性名)
名前と社会(家名と家制度;名前からわかる社会秩序と習俗)
著者等紹介
坂田聡[サカタサトシ]
1953年、東京都に生まれる。1985年、中央大学大学院文学研究科国史学専攻単位取得退学。中央大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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