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イスラーム法とは何か?(増補新版) – 2021 [隣の異教]

イスラーム法とは何か (増補新版) APL.jpgイスラーム法とは何か? (増補新版)– 2021
中田 考/著

ページ数 318p、増補は49ページ
大きさ 20cm
出版社: 作品社 
発刊日: 2021;02


内容紹介
地球上の4人に1人が、イスラーム教徒の時代。彼らが従う「法」を知らなければ、世界の未来はわからない。
日本では数少ないイスラーム法学修学免状取得者が、わかりやすい本文と注釈/基本用語集と図版/ファトワー(布告・裁断)の実例によって教える “必携”の取扱説明書。
大幅増補「未来のイスラーム法」を収録。
日本人が知っている「イスラーム法」とは、幻想にすぎない。
ほんとうに、イスラームを理解するには、「イスラーム法」を知らなければならない。「イスラーム法学修学免状取得」をもつ第一人者による、イスラーム法の要諦。
これまで日本人が漠然と持ってきた「イスラーム法」のイメージを脱構築。ムスリムの生き方を規定しているイスラームの教え、「真のイスラーム法」と言うべきものとは何か?その最低限の基本と要諦を、日本では数少ないイスラーム法学の修学免状取得者であり、イスラーム法学の第1人者である著者が教える。

目次
「イスラーム法」などというものは存在しない
第1部 イスラーム法の基礎(イスラーム法とは何か―これだけは知っておこう、基本的なこと
;オリエンタリストのイスラーム法研究の問題点―私たちの「考える枠組み」を考えなおす
;解釈学としてのイスラーム法学―「法」のみを切り取って理解はできない)
第2部 イスラーム神学と法学の交差(言葉として顕現する神―誰に「責任」を負うのか?
;理性と啓示の虚偽問題を超えて―理性による善・悪(利害)の判断
イスラーム法の非霊的権威―もしくは、イスラーム法の「非」宗教的性格)
第3部 イスラーム法学の要諦(現世と来世を貫く法―あの世が組み込まれた構造
;イスラーム法の主体―誰が法を守り、誰が裁き、誰が裁かれるのか?
;イスラーム法の要としてのカリフ―法と法“外”の問題)
「時間のなかを生きる」人間がなすべきこと
増補部 未来のイスラーム法
著者等紹介
中田考[ナカタこう]
1960年生まれ。1984年、東京大学文学部卒業。1986年、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1992年、カイロ大学大学院文学部哲学科博士課程修了(博士号取得)。1992年、在サウディアラビア日本国大使館専門調査員。1995年、山口大学教育学部助教授。2003年、同志社大学神学部教授。現在イブン・ハルドゥーン大学(トルコ)客員教授。クルアーン釈義免状取得、ハナフィー派法学修学免状取得
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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