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豚の脳とスマホが無線でリンク [IT、デジタル]

豚の脳とスマホが無線でリンク、イーロン・マスク氏の脳インターフェース


テスラを世界的な価値をもつ電気自動車メーカーに育て、SpaceXでISSへの人員輸送やリサイクル可能なロケットを実現したイーロン・マスク氏のAI研究企業 Neuralink(ニューラルリンク)が、日本時間8月29日朝にこれまでの成果を発表した。Neuralink(ニューラルリンク) は、まず脳の障害などで意思伝達が難しい人に向け、考えるだけでコンピューターに直接文字を入力できるシステムの開発を目指している。
 イーロン・マスク(Elon Reeve Musk, 1971年6月28日 - )



マスク氏は脳とAIをつなげば、リンクさせれば、記憶喪失や脳卒中、様々な依存症に至るまで、神経学的問題の解決に役立つ。心臓発作などの発生を警告するなど、継続的な健康状態の監視にも使えると述べています。「その最終的なポテンシャルはほぼ無限大だ。たとえばテレパシーで自動運転中のテスラの自動車に呼びかけることができる。失明、麻痺や聴力の問題を解決できる」。そして、「人の脳とAIを融合する」AIが結集して「地球全体の人々の意志を結集してコントロールできるような世界が到来すること、それが、明らかに我々の望む未来だと思う」としました。氏は、こうしたデバイスにその人の記憶を保存したり、呼び出したりすることが可能になり、その人の意識を別の身体にダウンロードすることもできるとまで主張。

 

体に入れるリンクさせるLinkチップが、安全かつ機能することを確認するための臨床試験を、重度の脊髄損傷の患者を対象として2020年中に行う予定と云った。脳に電極をつないでインターフェースを作ること自体は、前から行われてきました。
チップは、手術用に頭蓋骨に開けられた穴をフタをするように収まり、脳の奥深く、中枢神経がつながる灰白質にまで電極を到達させ、視床下部の機能、患者の体温、血圧、運動状況を監視し、データは最大10mの距離をMbps単位でワイヤレス通信可能。電源も内蔵のバッテリーで丸1日は動作し、ワイヤレス充電が可能です。
脳へのダメージをより少なくするためには、体内は金属にとっては腐食性の環境で微細なものほどその劣化も早まりますが、デバイスの金属電極が数十年単位で機能を持続できるようにすることは、主な課題だ
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【日本では、パソコンと運動障害の人を結ぶキーボードやマウスは、個人がその使い方(空間的な動かし方)を覚えてたが、パソコンのシステム側が、個人の動きを学習するようにしている。

体の動き、ジェスチャに基づき意思をパソコンに伝えるジェスチャインタフェースは、システム側がユーザの動きを覚える。

5年の歳月をかけて、各種距離カメラを利用して、運動機能障害者計55名のジェスチャデータの収集を行い、図の10類型のジェスチャを読み取るシステムが開発中。それを使われ、パソコンの操作入力を助けている。】

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2カ月前にニューロンの活動を送信するチップスを移植した”3匹の子豚”「ガートルード」によるデモンストレーション。1匹目はまだなにもされていない健康な子豚。2匹目は一度手術を行ったのち、チップを取り外して100%生身の身体に戻った子豚。いずれも飼育員から餌をもらってご機嫌な様子。
そして3匹目は、頭にチップをつないだ状態の子豚で、子豚がなにやらおいしそうなエサの匂いを嗅ぎ取って、該当するニューロンが発火(シナプスの活動電位が発生すること)するたびに、チップがその信号をキャッチして外部のコンピューターと通信し、ピロロピロロ…」とコンピューターが音を発してみせていました。
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日本には、約1万人の運動神経・ニューロンが徐々に障害されるALS(筋萎縮性側策硬化症)の人がいる。10万人に2~6人の頻度で発生するといわれる。現在は、人工呼吸器を着けた重症患者でも外出や社会参加ができる道が開かれつつある。
船後靖彦フナゴやすひこ氏は、2019令和1年から参議院議員を務め、国会審議や投票に参加している。
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学生の時は、ミュージシャンを目指すも左腕麻痺で断念。商社員を勤め、1999年・39歳時にALS(筋萎縮性側策硬化症)を発症している麻痺が全身におよび、2002年に人工呼吸器や胃ろうを装着した。
歯で噛むセンサーを使ってコンピュータを操作入力し、詩歌や童話などの創作していた。例えば、2012年10月に「三つ子になった雲 難病とたたかった子どもの物語」が、日本地域社会研究所から刊行された。現在も3紙のコラムを担当している。
国会活動を見ると、議員が国政全般について政府の考えを聞くことができる「質問主意書」をコンピュータを操作入力して作成し、提出。かえってくる政府答弁を検討している。所属する参議院文教科学委員会での審議では、質問主意書のようにして予め資すること・質問をつくったり、文字盤を使っている。
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だから、介助者が付けば良い。訓練を受け、経験を積んだ介助者の確保が課題である。
脳に1024本の電極を接続して使うLinkチップは、その金属電極が数十年単位で機能を持続できるようにすることが、課題だろう。

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