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「ガザを広島のように」発言  米共和党下院議員 [対USA]

「ガザを広島のように」発言  米共和党議員 長州新聞 第9099号
 米共和党のティム・ウォルバーグ Tim Walberg, 下院議員は2024年3月25日に選出地のミシガン州で開かれた集会で、イスラエルが侵攻し虐殺を続けているパレスチナ自冶区ガザでの戦争について「長崎や広島のようにすべき。手つ取り早ぐ終わらせるため」爆弾を落とすべきと発言した。
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音声記録では、米国がガザの人道支援のために仮設の港を建設する理由について質問されたウォルバーグ議員は、これ以上のガザ人道支援はすべきではないと述べ、「我々は人道支援にびた一文使うべきではない」「ガザに送られるアメリカの援助金はロシア、中国、北朝鮮に利益をもたらす。また、ロシア、中国、あるいは北朝鮮がハマスを助けている」「ウクライナも同じだ。早くプーチンを打ち負かそう。ウクライナの八〇%を人道目的に使うのではなく、ロシアの壊滅に使うべきだ」と説き「ナガサキやヒロシマのようにすべきだ。手っ取り早く終わらせよう」と語った。
 典型的な陰謀論に聞こえるが、同議員はイスラエルを絶対的に支持するキリスト教原理主義の元牧師(七三歳 1951年4月12日生まれ)。アメリカ合衆国 下院議員 (2007年 - 2009年[2期]、2011年 - 2023年[6期])、 
 物議を醸すとウォルバーグ議員は「比喩であり、大量破壊兵器・核分裂爆弾の使用を促したものではない」と釈明しているが、「原爆投下は戦争を終結させ、多くの米国人の命を救った」と正当化する米国の政治的通説を根底にしており、同じ理屈でイスラエルによるパレスチナ人への民族浄化を黙認し、人道的停戦の安保理決議さえ拒否権を行使して葬る現在の米国政府の姿勢とも矛盾するものではない。
 この世のものとは思えないイスラエルの大量虐殺は、根強い選民思想に基づき、自国の覇権のためには他民族を虫けらのように殲滅する米国方式の踏襲であることを露呈しており、今や『人道主義』の仮面も投げ捨て、剥き出しの本性をみずから晒している。
 このような発言に抗議一つできない日本政府の卑屈さは被爆国の尊厳を吃めている。

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