モンゴル帝国時代に蒸留酒を知る 宮脇淳子 [食から見る]
モンゴル帝国時代に蒸留酒を知る 宮脇淳子
歴史から中国を観る 50
老酒 らおちゅう
黄酒 ホアンチュウ
白酒 パイチュウ
モンゴルの遊牧民が飲む酒は?
野菜が不足しがちな遊牧民は馬乳酒を摂取する事によって、ミネラル・ビタミンを補給しているそうです。 家族みんなで飲むお酒「馬乳酒」は、馬の乳を発酵させた飲料で、モンゴル語で「アイラグ」と言います。
馬乳酒はさらさらした感じのする、白いどぶろくです。 アルコールは1〜2.5%ほどしかありません。 モンゴルでは、赤ん坊や小さな子どもにも飲ませていて、酒というより一種の薬および栄養源と考えられている飲み物です。 この馬乳酒に続いて、乳製品の盛り合わせが出されます。
モンゴルで蒸留酒を何と呼びますか?
モンゴルでは蒸留酒のことを「アルヒ」(ARKHI)と呼びます。 このお酒は、日本に伝わった焼酎の源流のひとつと言われております。 語源はアラビア語で、蒸留酒を意味する「アラック」(ARRACK:アラビア語で『汗の雫』と言う意味)。