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クレプトクラシー 資金洗浄の巨大な闇:--2022 [経済]

クレプトクラシー 資金洗浄の巨大な闇: 世界最大のマネーロンダリング天国アメリカ 


ケイシー・ミシェル (著), 秋山 勝 (翻訳)


出版社 ‏ : ‎ 草思社 (2022/8/31)

発売日 ‏ : ‎ 2022/8/31

単行本 ‏ : ‎ 488ページ

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4794225986

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烏賀陽弘道

権力の座にある人間が公有財産を私物化して、私腹を肥やす政治体制のことを「クレプトクラシー」(泥棒国家)と言います。旧ソ連や腐敗した独裁国に使われる言葉ですが、昨今の安倍・二階派の様子を見るにつけ、日本もクレプトクラシーだったのだと得心します。


自国の国庫や国民から盗んだ金であり、税収の収奪や賄賂などで得た違法の金である。

彼らはその金を「洗浄」して合法的な資産に変えようとするが、

その最強の受け入れ拠点はなんとアメリカだった。その額は毎年数十億ドル。

アメリカはなぜ、いかにして世界最大のマネーロンダリング天国となったか。

その仕組みが構築されてきた過程を詳細に分析し、

現代世界の奥底を流れるものの巨大な闇を暴く衝撃の書!




目次

第1部 定住強盗

(唯一の奇跡;アメリカ人のようにやってみませんか;すべてをコントロールして、何ひとつ所有しない;首まで浸かる;納税者に対する侮辱)

第2部 富裕な有名人のライフスタイル

(シャベルでキャビアをすくう;メンサが認めた天才;鯉の医者;アメリカ合衆国VS「スリラー」のジャケット)

第3部 アメリカで暗躍する者たち

(優良投資家;西部開拓時代にも法律はあった;ぽっかり空いた穴;呪われた工場)

第4部 匿名の合衆国

(新興財閥はただの隠れ蓑;骨の髄まで腐っている;解禁;アメリカン・クレプトクラシー)


著者について
ケイシー・ミシェル(Casey Michel)
ニューヨークを拠点に活動するアメリカ人ジャーナリスト。ライス大学を経て、コロンビア大学でロシア・東欧・ユーラシアに関する研究で修士号を取得。マネーロンダリングをはじめオフショア口座、ペーパーカンパニー、国外からの政治介入を関する調査報道を行い、『ワシントン・ポスト』『フォーリン・アフェアーズ』『アトランティック』などの主要メディアに寄稿している。ワシントンの非営利シンクタンクであるハドソン研究所のクレプトクラシー・イニシアティブの諮問委員会のメンバーでもある。
秋山 勝(あきやま・まさる)
立教大学卒。日本文藝家協会会員。出版社勤務を経て翻訳の仕事に。訳書に、マイク・アイザック『ウーバー戦記』、サイラグル・サウトバイ『重要証人』、パンカジ・ミシュラ『怒りの時代』、リチャード・ローズ『エネルギー400年史』、ジャレド・ダイアモンド『若い読者のための第三のチンパンジー』、ジェイミー・バートレット『操られる民主主義』(以上、草思社)、ティム・ウー『巨大企業の呪い』、ジェニファー・ウェルシュ『歴史の逆襲』(以上、 朝日新聞出版)など。

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