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放射能と人体―細胞・分子レベルからみた放射線被曝(ブルーバックス)-2014 [福島第一原子力発電所事故(2011)]

放射能と人体―細胞・分子レベルからみた放射線被曝
落合 栄一郎[おちあいエイイチロウ](著)
出版社名:講談社
(ブルーバックス)

新書判:310ページ
ISBN-13:9784062578592
発行年月日:2014/03/20

税込価格 ¥1,166(本体¥1,080+税)


内容説明
瞬時に高線量の放射線を浴びれば即死する。では、低線量でも長期にわたって被曝したら…?被曝から約70年を経た現在も、臓器内部から放射線が出続けているという。細菌やウイルス、化学物質に対して免疫システムや解毒作用を備える人体だが、放射能にはどれだけ耐えられるのか。原爆や原発事故、劣化ウラン弾による被曝の調査報告をもとに、放射線の生体への影響を科学的観点から詳細に検証する。

目次
放射能と人体9.jpg第1部 放射能とは何か?(放射能はなぜ怖いのか)
第2部 放射線とその生体への影響に関する原理(原子力、放射線、化合物;生物は化学世界に生きている―化学物質は生体系でどうふるまうか;放射線と化学世界の相互作用;放射線は生命にどう影響するか ほか)
第3部 放射能は健康にどう影響するか(広島・長崎の原爆についてのデータ;原水爆実験、スリーマイル島事故と正常運転時の原発;チェルノブイリ原発事故;福島第一原発事故 ほか)

あとがき
さくいん/参考文献


著者等紹介
落合栄一郎[オチアイエイイチロウ]
東京都出身。東京大学大学院博士課程修了。工学博士。長年にわたり、カナダ、アメリカ、スウェーデン、ドイツなどで化学の教育と研究に従事。生物無機化学専攻。現在はカナダ、バンクーバー在住。日刊ベリタ紙記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


出版社内容情報
放射能とは何か? 人体にどのような影響を及ぼすのか? 原爆や原発事故などによる放射線被曝と健康の関係を科学的に考察する「100ミリシーベルト以下の被曝は心配ない」は本当なのか?

瞬時に高線量の放射線を浴びれば即死する。

では、低線量でも長期にわたって被曝したら……?

被爆から約70年を経た現在も、臓器内部から放射線が出続けているという。

細菌やウイルス、化学物質に対して免疫システムや解毒作用を備える人体だが、放射能にはどれだけ耐えられるのか。

原爆や原発事故、劣化ウラン弾による被曝の調査報告をもとに、放射線の生体への影響を科学的観点から詳細に検証する。

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図説・17都県放射能測定マップ+読み解き集;2011年のあの時・いま・未来を知る – 2018 [福島第一原子力発電所事故(2011)]

図説・17都県放射能測定マップ+読み解き集: 2011年のあの時・いま・未来を知る  – 2018/11/17

">みんなのデータサイトマップ集編集チーム  (編集)

大型本: 21 x 1.2 x 29.7 cm: 200ページ

出版社: みんなのデータサイト出版※出版地:福島; 3版

ISBN-13: 978-4991042706
発売日: 2018/11/
新潟市図書館収蔵 坂井輪館 NDC分類(9版) 543.5


内容紹介
政府がやらないなら市民の力で。

のべ4,000人の市民により3,400地点の土を測定!「市民の力でつくった放射能マップ」の書籍化!

市民の力で生まれた世界で唯一の市民による放射能データ集。福島第一原発事故の影響を豊富な地図・グラフ・表で解説。オールカラー。

目次
図説・17都県放射能測定マップ+読み解き集; 2011年のあの時・いま・未来を知る01.jpg第1章 土壌(青森県、岩手県、宮城県 ほか)
第2章 食品(牛乳・粉ミルク、米、川魚 ほか)
第3章 放射能を知ろう(空間線量率が変動する要因―あがの市民放射線測定室「あがのラボ」オートラジオラフでみられる宮城県内の汚染の地域差について―みんなの放射線測定室「てとてと」放射性降下物を観測・測定するには―未来につなげる・東海ネット 市民放射能測定センター(C‐ラボ) ほか)


詳しい目次

はじめに
  はじめに ・ 「汚染」ということば P.2
測定室であり生産者でもある農家の苦悩 P.3
「廃棄物ーフレコンバッグに入ったものは」 P.4
目次 P.5
この本の見方 P.7
第1章:土壌
~知ろう!測ろう!つながろう!
「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」とは?  P.10
東日本土壌ベクレル測定プロジェクトによる「東日本17都県マップ」 P.12
青森県 土壌汚染地図 P.14
青森県の読み解き P.16
コラム❶ 放射線の基礎を学ぼう❶ P.19
図説・17都県放射能測定マップ+読み解き集; 2011年のあの時・いま・未来を知るL.jpg岩手県 土壌汚染地図 P.20
岩手県の読み解き P.22
宮城県 土壌汚染地図 P.26
宮城県の読み解き   P.28
コラム❷ 事故直後1週間の見えない「初期被ばく」を避けよ! P.33
秋田県 土壌汚染地図 P.34
秋田県の読み解き P.36
山形県 土壌汚染地図 P.38
山形県の読み解き P.40
コラム❸ 放射線の基礎を学ぼう❷ P.43
福島県 土壌汚染地図 P.44
福島県の読み解き P.46
茨城県 土壌汚染地図 P.50
茨城県の読み解き P.52
コラム❹ 福島原発事故由来の放射能となぜわかるの? Cs-137と134の比率のお話 P.55
栃木県 土壌汚染地図 P.56
栃木県の読み解き P.58
群馬県 土壌汚染地図 P.62
群馬県の読み解き P.64
埼玉県 土壌汚染地図 P.66
埼玉県の読み解き P.68
千葉県 土壌汚染地図 P.70
千葉県の読み解き P.72
コラム❺ ~みんなのデータサイトによる推測・推理~福島原発事故直後にCs-134の測定データがなかったのはなぜなのか? P.75
東京都 土壌汚染地図 P.76
東京都の読み解き P.78
神奈川県 土壌汚染地図 P.80
神奈川県の読み解き 東林間放射能測定室 P.82
新潟県 土壌汚染地図 P.84
新潟県の読み解き P.86
山梨県 土壌汚染地図 P.88
山梨県の読み解き P.90
長野県 土壌汚染地図 P.92
長野県の読み解き P.94
静岡県 土壌汚染地図 P.96
静岡県の読み解き P.98
コラム❻ お役立ちサイト・URL情報 P.101
ホットスポットを見つけ出し、追跡し、追及する P.102
東日本土壌ベクレル測定プロジェクト放射性セシウム 減衰推計100年マップ 2011-2111 P.106

第2章:食品
図説・17都県放射能測定マップ+読み解き集; 2011年のあの時・いま・未来を知るL_.jpg第2章「食品」の解析ページを読み進めるにあたって学ぶ3つのこと
  ❶福島事故以前の放射能汚染を学ぶ P.108
  ❷福島事故以前の食品・土壌への放射能汚染の影響を学ぶ P.110
  ❸福島事故後の食品へのセシウム移行と気になる食品について学ぶ P.112
牛乳・粉ミルクの汚染度解析  P.114
コラム❼ 47都道府県測定施設・URL一覧 P.117
米の汚染度解析(玄米と白米) P.118
川魚(淡水魚)の汚染度解析 P.121
海水魚の汚染度解析  P.124
深掘り!測定室eyes 福島沖および東京湾の海産物調査 P.128
野生鳥獣肉(ジビエ)の汚染度解析 P.130
野生(自生)キノコの汚染度解析 P.134
深掘り!測定室eyes 静岡県および隣県のお茶の汚染についてP.139
山菜の汚染度解析  P.140
野生鳥獣肉(ジビエ)・キノコ類・山菜類の出荷制限マップ P.146
深掘り!測定室eyes 農地と農産物の測定からみえた土壌汚染のばらつき P.148

第3章:放射能を知ろう
空間線量率が変動する要因 P.150
深掘り!測定室eyes オートラジオグラフでみられる宮城県内の汚染の地域差について P.154
放射性降下物を観測・測定するには P.157
深掘り!測定室eyes 指定廃棄物と除去土壌の問題について~栃木県北のケース~ P.160
100 ㏃/kgと8,000 ㏃/kgの規制および管理の問題について P.164
深掘り!測定室eyes ホットスポットファインダーによる空間線量率測定とその冊子化 P.167
森の放射能汚染 薪や木灰による被ばくの危険性 P.168
チェルブイリマップと福島 2つの事故の汚染の濃さ・広がりを比べる" P.172
「チェルノブイリ原発事故」と「東京電力福島第一原発事故」を比較する P.174
チェルノブイリと福島の汚染区分、避難・移住の権利を比較する P.178
深掘り!測定室eyes 年間被ばく限度20mSvの非人道性 P.180
放射能汚染と甲状腺がん (3.11甲状腺がん子ども基金 代表理事 崎山比早子) P.182
原子力防災について考える (ぶんぶんフィルムズ 代表 鎌仲ひとみ)  P.186
エッセイ 3人の福島の女性たちの「あのとき」と「今」 (S.Mさん/O.Aさん/S.Nさん) P.188
深刻化する避難者の状況「命を助けるために」 (避難の協同センター 事務局長 瀬戸大作) P.191
全国の原発稼働状況・モニタリングポスト一覧 P.192
みんなのデータサイトとは?
みんなのデータサイトとは? P.194
「みんなのデータサイト」における測定精度管理 P.195
【みんなのデータサイト 参加測定室一覧】 P.196
御礼 助成団体・寄付をくださった皆様へ P.197
用語集 P.198
編集後記 P.199
寄付のお願い P.200

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ウラルの核惨事 単行本 – 1982;07 [福島第一原子力発電所事故(2011)]

ウラルの核惨事 単行本 – 1982/7
ジョレス A.メドベージェフ (著), 梅林 宏道 (翻訳)
出版社: 技術と人間
サイズ: 19 x 13.6 x 2.4 cm: 286ページ
ISBN-13: 978-4764500242
発売日: 1982/07


出版社: 技術と人間 は2005年廃業なので、入手は 佐々木洋 (監修), 名越陽子 (翻訳)で
ジョレス・メドヴェージェフ、ロイ・メドヴェージェフ選集の2で
現代思潮新社から。
ISBN-13: 978-4329100030
¥ 3,888

新潟市図書館収蔵 中央・ホンポート館 請求/NDC分類(9版) 088

説明
ソ連の反体制作家で市民権剥奪、イギリスで亡命生活を送ったジョレス・メドベージェフが描く地上最大の核事故「ウラルの核惨事」と名付けたこの事故は未だに多くの謎につつまれている。(チェルノブイリ事故後の1989年6月に当時のソ連当局は公式に認め、その原因と影響を詳細にまとめた報告書を同年7月IAEA・国際原子力機関に提出した。)メドベージェフは1976年頃までに公表された諸データーの隠された部分や矛盾点を衝きながらソ連当局のみならず、イギリス、アメリカの国家権力に闘いを挑み、事故につきまとっていた秘密のベールをはがしていく。生態系への取り返しのつかない影響、事故の影響の拡散など「核管理社会」などというものの危さ、人間の思い上がりなどを突き付けてくる、FUKUSHIMAへも続く問題提起の書。

ジョレス・メドヴェージェフ、ロイ・メドヴェージェフ選集の2にはロシア語版を底本とした新訳が、
この核惨事とチェルノブイリ―フクシマを論じた論文のほか、新論稿を増補収録して現代思潮新社からある。
ロイ・メドヴェージェフはジョレスの双子弟で歴史学者


目次

ウラルA210_.jpg第一章 一大センセーション始まる
第二章 センセーションは続く
第三章 ウラルの惨事
第四章 巨大な湖を汚染するーー湖、水草、魚の放射能汚染
第五章 1千万キューリーの汚染ーーウラルの汚染地帯における哺乳類
第六章 惨事はいつ、どこで起こったかーー汚染地帯はチェリャビンスク地域であり、 核惨事の時期は一九五七年秋-冬であることを証明する
第七章 渡り鳥と放射能の国外への拡散――放射性生物群集における鳥類と放射能の国外への拡散
第八章 死滅した土中動物――ウラルの汚染地帯における土壌動物
第九章 森林の様相は一変した――ウラルの汚染地帯における樹木
第一〇章 草原植物の放射線遺伝学――ウラルの汚染地帯における草原植物および放射線遺伝学の研究
第一一章 生き残ったクロレラ――放射線環境における集団遺伝の研究
第一二章 CIA文書は語る――ウラルの核惨事に関するCIA文書
第一三章 核惨事のシナリオ――ウラルの核惨事の原因、一九五七-五八年の出来事を再構成する一試論
専門用語の解説
資料編
文献と注
訳者あとがき


著者
ジョレス・A・メドヴェージェフ 1925年生まれ。生化学・加齢学・政治史研究家。1950年にモスクワのチミリャー ゼフ農科大学在学中に、ルイセンコの横暴を目の当たりに体験。卒業後、同大学 で放射性同位元素を用いた研究をする。1969年に『ルイセンコ学説の興亡』をア メリカで発刊したが、反ソ活動だとの理由でソ連最高会議幹部会決定によりオブ ニンスクの放射線医学研究所分子生物学研究室長を解任される。1973年英国出張 中にソ連国籍を剝奪されるが、以後イギリスに滞在、1990年ソ連国籍回復。主要 著書に『誰が狂人か』(ロイとの共著。邦題『告発する! 狂人は誰か』、三一 書房)『ウラルの核惨事』(技術と人間)、『市場社会の警告』(共著、現代思 潮新社)、『知られざるスターリン』『ソルジェニーツィンとサハロフ』『回想 1925-2010』(ロイとの共著、現代思潮新社)。
梅林 宏道(うめばやし ひろみち、1937年9月1日 - )は、兵庫県洲本市出身。工学博士。NPO法人ピースデポ代表。
書評より 現代思潮新社刊行の新訳に対して
評者:渋谷 謙次郎(神戸大学教授)
週刊 読書人:2017年8月25日(第3204号)に掲載 Web https://dokushojin.com/article.html?i=1965
福島原発事故に直面した日本の読者は、改めて本書を読んで慄然とせざるを得ないだろう。『ウラルの核惨事』は、一九五七年九月にチェリャビンスク州のクイシュトゥイム近くの秘密閉鎖都市(地図上に載っていない)で起きたプルトニウム製造後の液体放射性廃棄物の地下貯蔵庫の爆発事故を扱ったもので、その甚大な被害や環境汚染からして「地球上で最大の深刻な核惨事」だった(約二千万キュリーが周囲の環境に放出され、最も汚染の激しい約千平方キロメートルからは一万一千人の全住民が避難させられた)。ただしチェルノブイリの事故が起こる前までは、である。ソ連当局がクイシュトゥイム事故を公式的に認めたのは、チェルノブイリ事故の数年後の一九九〇年になってからである。それまで、この「ウラルの核惨事」は、情報源が限られていたため国際原子力機関の公式リストに登録されず、登録されてからは、チェルノブイリと福島がレベル七、クイシュトィムがレベル六、スリーマイル島がレベル五となった(東海村JCO臨界事故はレベル四)。

 このように公式的に認知されるまでの間の限られた有力情報源が、ジョレスの『ウラルの核惨事』だった。しかも同書は、何か秘密情報を入手して書かれたのではなく、すでに公開されていた論文やデータにおける欠落や不自然さを補う形での「科学的推理」にもとづいて書かれた。例えばジョレスによれば、ソ連では動植物の放射線生態学についての多種多様な論文が公表されていたが、その中にはウラルの汚染ゾーンに関するものもある。そうした様々な研究の中で、発表されなかったのは何であったのか、欠落やおかしな点は何かということにも注意する必要があったという。

 興味深いのは、ジョレスが一九七六年に初めてイギリスで「ウラルの核惨事」について報告した後、それが英米の原子力専門家によって「科学的ファンタジー」、「作り話」、「意図的なデマ」などとして退けられたことである。東西冷戦下で、ソ連で起きてはならないような事件、事故が起きたということになれば、それは西側による反共宣伝の恰好の材料となったはずである。ところが、こと原子力事故に関しては、そうではなかった。これについては、本書で「解題」を執筆している佐々木洋氏が、ソ連ほか米英(日)の「国際原子力村」という言い方をしているが、当時から「国際原子力村」は、ジョレスの「ウラルの核惨事」の報告を単に根拠薄弱と退けるのみならず、自国の反核運動が広がったり、放射能の影響に対する国民の不安が増大するのを恐れ、真相究明が進んではならないと考える点で利害が一致していたのである。
 本書には、一九七〇年代に書かれた『ウラルの核惨事』のほか、一九九〇年代以降に書かれたいくつかの論考も収められており、ゴルバチョフのペレストロイカとグラスノスチがチェルノブイリ事故の直後に出現したことに改めて注意を喚起しており、チェルノブイリがなければ、ウクライナとベラルーシが性急に独立と連邦解体に突き進むことはなかったであろうとまで言っている。原子力事故が二〇世紀最大の国家をもメルトダウンさせた例であるが、このことは福島原発事故を経験した日本にとっても他人事ではない。ジョレスは一九八七年に来日した際、とある原子力関係の重鎮に「日本ではなぜチェルノブイリの惨事に関心がないのか」と質問をぶつけてみたという。返ってきたのは「私たちの国ではそのような事故が起こることはありません」という自信に満ちた答えだったという。しかし、「レベル七」でチェルノブイリと肩を並べるようになった私たちの国で、ソ連で時折発生した「ゾーン」(何か生態学的悲劇によって立ち入り禁止となった区域で、タルコフスキーの名作『ストーカー』を観たことのある人はピンとくるだろう)が生まれたことは、やはり今までのシステムの危機を抱え込んでいることを暗示せざるを得ないだろう。


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乾式貯蔵技術を米国とはまったくの別物に変えたヒノマル原発産業の宿痾-HBO-2019;3;31 [福島第一原子力発電所事故(2011)]

日本では、核燃料サイクルによって使用済み核燃料・SFは冷却期間の10年間の後に再処理施設へと持ち去られるので、SF使用済み核燃料が発電所内で増え続けることはなく、長期滞留もないために、わざわざ高額の設備投資をして乾式キャスク貯蔵をする必要は無いと考えられてきたのです。

 ではなぜ、どういう理由で、どういった目的で乾式貯蔵が世界で大々的に使われるようになったのか、そして日本ではどうであるか。このことを見極めなければ表面的な議論、理解に留まります。

 今回は、ドライキャスクによるSF乾式貯蔵についてSFPによる貯蔵と比較しながらその現実を解説します。


乾式貯蔵技術を米国とはまったくの別物に変えたヒノマル原発産業の宿痾_-b.jpg


タグ:コロラド
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原発難民 放射能雲の下で何が起きたのか -2012 [福島第一原子力発電所事故(2011)]

原発難民 放射能雲の下で何が起きたのか -2012/10/16
烏賀陽 弘道  (著)
 Kindle版がある


新書絶版
出版社: PHP研究所 (2012/10/16)
ISBN-13: 978-4569804170
発売日: 2012/10/16
梱包サイズ: 17.2 x 10.6 x 1.4 cm: 224ページ


新潟市図書館収蔵

蔵館  所蔵場所  請求記号  資料コード
東プラ   一般 /369/ウ/  1231000122230
西川  新書  /369.3/ウ/  1811000035760
 原発  /369/ウ/  1841000165391

 

原発難民 放射能雲の下で何が起きたのか (PHP新書) Kindle版L.jpg目次
プロローグ すべては放射能雲の予測ミスから始まった
(福島第一原発から流れ出た放射性物質の行方 犠牲者を増大させた政府の二重の過ち ほか)
第1章 福島第一原発が見える町
(一時帰宅に許された時間は五時間 線量計が毎時二〇マイクロシーベルトを指した ほか)
第2章 絆を引き裂かれた避難者たち
(すべて自腹で避難を強いられた人たち 「地元に帰らず、ホテルに住めていいねえ」 ほか)
第3章 そのとき南相馬市・飯舘村では
(国道沿いの店はすべて明かりが消えていた なぜ、スーパーや銀行は店を閉めたのか? ほか)
第4章 被曝者も避難者も出さない方法は、確実にあった

(放射能雲が北西方向へ流れることは予測できた 法律はきちんと決めていた ほか)


内容紹介 誤解、偏見、差別、対立、いじめ…。福島第一原発事故によって絆を引き裂かれ、いまだに苦しみの渦中で喘いでいる「原発難民」たちの姿をレポートする。ニュースサイト『JBpress』掲載をもとに書籍化。

 被曝は「人災」だった。誤解、偏見、差別、対立、いじめ……絆を引き裂かれた苦しみは続いている。「地元に帰らず、ホテルに住めていいねえ」「東電からいっぱいもらっているんでしょう?」「放射能が移るから近寄るな!」――何気ないひと言や所作に原発被災者たちは疑心暗鬼となり、神経をすり減らす。誤解や偏見は差別やいじめへと発展する。そのストレスは計り知れない。「避難すべき人が避難できずに被曝した」「必要のない人に避難を強制した」。福島第一原発事故で、政府は二重の誤りを犯した。ある人は「被曝」というかたちで犠牲になり、ある人は「避難」というかたちで家や仕事を奪われた。「真実を知ってほしい」。絆を引き裂かれた住民の心は、いまだに苦しみの渦中で喘いでいる。「3・11」以後、南相馬市、飯舘村、双葉町など原発事故被災地はもとより、山形県、埼玉県、群馬県といった避難先を取材しつづけたジャーナリストが緊急報告。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
烏賀陽/弘道 (うがや ひろみち)
ジャーナリスト。1963年京都市生まれ。86年京都大学経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。5年間の新聞記者生活を経て、91年から2001年まで『アエラ』編集部記者。同誌では音楽・映画などポピュラー文化のほか医療、オウム真理教、アメリカ大統領選挙などを取材。03年にフリーランスになり書籍を中心に執筆活動を続けている。3.11後は岩手県、青森県、福島県の津波被災地で取材したほか、福島県に通い続けて原発災害の実態を記録している。著書に『報道の脳死』(新潮新書)、『福島飯舘村の四季』(双葉社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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福島第一原発 メルトダウンまでの50年 -2016 [福島第一原子力発電所事故(2011)]

福島第一原発 メルトダウンまでの50年――事故調査委員会も報道も素通りした未解明問題 – 2016/3/8

烏賀陽弘道  (著)


出版社: 明石書店 (2016/3/8)
ISBN-13: 978-4750343150
発売日: 2016/3/8
梱包サイズ: 18.6 x 12.8 x 2.2 cm;312p

新潟市図書館収蔵

所蔵館  所蔵場所  請求記号  資料コード
新津  非核 Map  A/369/ウ/  1511000213807
 巻  原発 Map   /369/ウ/   1841000249016 

目次
福島第一原発 メルトダウンまでの50年―_.jpgまえがき
第1章 政府内部3・11のロスタイム
(「国は私たちを国民だと思っているんだろうか」テレビ用やらせ閣議で30分のロス 崩壊熱の危険を伝えなかった保安院次長 ほか)
第2章 使われなかった緊急冷却装置
(主力の緊急炉心冷却装置ECCS 福島事故の9カ月前に起きていた深刻な事故 ECCSとRCICを両方起動するのが海外のスタンダード 〈付記〉ECCSについての東電への質問と回答 ほか)
第3章 原発黎明期の秘密と無法
(事故の危険性を深刻に受け止めた損害保険会社実際の賠償金は保険金支払い上限の48倍に チェルノブイリ原発事故後もシビア・アクシデントを想定せず ほか)
第4章 住民軽視はそのまま変わらない
(虚構に依拠した防災対策の最大の被害者は地元住民国を信じて遅れた富岡町民の避難 SPEEDIを避難に生かせなかったのは人為的ミス ほか)
第5章 原発事故の進展は予測できなかったのか
(「誰も経験したことがないから失敗した」は失当である 事故と被曝の過程は正確に予測されていた 誰も真剣に避難のことを考えていない ほか)
あとがき 


内容紹介
主力の緊急炉心冷却装置ECCSはなぜ使われなかったのか――。
 住民被曝という最悪の事態を招いた福島原発事故から5年。事故調査委員会、新聞記者、弁護士などによって、多方面から明らかにされてきた事故原因。だが、まだ解明されていない部分があった!
緊急時に原子炉を冷却する主戦力となる装置がまったく使われなかったことが1つ。また放射性物質の広がりを予測する解析システムの結果が死蔵されたことも。
これまで問題とされてこなかった。原発事故以来、なぜ政府や電力会社はこんな失敗をしたのかという問題意識のもと、その原因を過去にさかのぼって、取材・調査してきた著者が、たどり着いた新事実を明らかにする。『JBPress』『ビジネスメディア誠』等掲載を書籍化。


烏賀陽_.jpg著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
烏賀陽/弘道 (うがや ひろみち)
ジャーナリスト。1963年京都市生まれ。86年京都大学経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。5年間の新聞記者生活を経て、91年から2001年まで『アエラ』編集部記者。同誌では音楽・映画などポピュラー文化のほか医療、オウム真理教、アメリカ大統領選挙などを取材。03年にフリーランスになり書籍を中心に執筆活動を続けている。3.11後は岩手県、青森県、福島県の津波被災地で取材したほか、福島県に通い続けて原発災害の実態を記録している。著書に『報道の脳死』(新潮新書)、『福島飯舘村の四季』(双葉社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


 


 


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ヒロシマからフクシマヘ 原発をめぐる不思議な旅 – 2013 [福島第一原子力発電所事故(2011)]

ヒロシマからフクシマヘ 原発をめぐる不思議な旅  – 2013/6/21

烏賀陽 弘道  (著)

並列タイトル Road from Hiroshima to Fukushima:History of nuclear technology transfer from the US to Japan


出版社: ビジネス社 (2013/6/21)
ISBN-13: 978-4828417141
発売日: 2013/6/21
梱包サイズ: 18.8 x 13 x 1.8 cm

ヒロシマからフクシマヘ01.jpg目次
1 旅立つ前
2 日本に原発をもたらした父
3 核技術が生まれた砂漠
4 イタリアから来た男
5 初めての日本人留学生
6 濃縮ウラン工場の街で
7 原発のふるさとアイダホ
8 核エネルギーを潜水艦エンジンにした男
9 そして日本へフクシマへ
10 旅を終えて

 


新潟市図書館収蔵 ほんぽーと館


所蔵場所  請求記号  資料コード  資料区分
2階技術   /539.0/ウガ/ 1001200160735
原子力工学-歴史


内容紹介 
「戦争」と「アメリカ」を親に生まれた双子の兄弟「核兵器」と「原子力発電」の歴史を訪ねアメリカ全土を取材。日本に未曾有の災厄をもたらした原発の故郷から見えた「核」の歴史をリポートする。著者による貴重な写真も多数掲載
兵器としてアメリカで生まれ、ヒロシマに落とされた「核」。その双子の兄弟「原発」は、なぜ日本へやってきたのか? 福島第一原発の故郷を訪ねる旅の記録。

アメリカは、臨界状態をつくり出して自然の中に眠っていた核エネルギーを引っ張りだすところから始まって、原爆をつくり、爆発させ、原子炉に閉じ込め、それを発電所に設置しそれが全国や世界に普及していくところまで、全部ひとつながりの「自国の歴史」として体験している。
「核兵器」「原子力発電」はどちらもアメリカ生まれのアメリカ育ち、メイド・イン・アメリカ。純粋アメリカン。そう言ってもいい
日本は「核兵器」と「原子力発電」という双子の兄弟のうち、原発だけを「養子」として連れてきた。それも「アメリカ人がつくった外来技術」を完成品として買ってきた。「技術をゼロから作り上げる」プロセスを飛ばして。
そして核兵器をタブーの領域に押し込めた。双子の兄弟の一人を「いないこと」にしてしまった。原発と核兵器の「血のつながり」を論ずることはタブーになった。(本書から抜粋)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
烏賀陽/弘道 (うがや ひろみち)
ジャーナリスト。1963年京都市生まれ。86年京都大学経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。5年間の新聞記者生活を経て、91年から2001年まで『アエラ』編集部記者。同誌では音楽・映画などポピュラー文化のほか医療、オウム真理教、アメリカ大統領選挙などを取材。03年にフリーランスになり書籍を中心に執筆活動を続けている。3.11後は岩手県、青森県、福島県の津波被災地で取材したほか、福島県に通い続けて原発災害の実態を記録している。著書に『報道の脳死』(新潮新書)、『原発難民 放射能雲の下で何が起きたのか』(PHP新書)、『福島飯舘村の四季』(双葉社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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原発事故 未完の収支報告書 フクシマ2046 -2015 [福島第一原子力発電所事故(2011)]

原発事故 未完の収支報告書 フクシマ2046‐2015/2/20

烏賀陽 弘道  (著)


出版社: ビジネス社 (2015/2/20)
ISBN-13: 978-4828417790
発売日: 2015/2/20
梱包サイズ: 17.6 x 11.8 x 2 cm:254p

新潟市図書館収蔵 ほんぽーと
所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード
中央  2階社会 /369.3/ウガ/ 1001001644863

フクシマ2046_.jpg目次
第1章 スリーマイル島への旅(人口密集地帯につくられた原発
現役の原子力発電所 ほか)
第2章 35年後、健康被害はどうなるのか(希少な低線量・長期被曝の実例
20年間に及ぶ追跡調査 ほか)
第3章 訴訟は立ち消えに住民は勝てない(娘をがんで亡くした老夫婦
2億6280万円の和解金の家族 ほか)
第4章 避難と報道の失敗そして市民(スリーマイル島住民避難の実態
事故当時、避難計画はなかった ほか)
第5章 スリーマイル島原発事故からの教訓(疫学は、すでに起きた病気の因果関係の分析が主目的
結論を出すには数十年の長い時間がかかる ほか)


内容(「BOOK」データベースなどより)
放射能被曝による健康被害は立証されず、訴訟は立ち消え、住民は勝てない。燃料棒の抜き取りに10年、廃炉が完了したのは15年後…スリーマイル現地取材からフクシマの現実と未来を解き明かす、ブラックジョークとしか思えないメルトダウン事故35年間の総決算。
「フクシマの未来が、スリーマイルにある」
スリーマイル島の現地取材から、フクシマの30年後を予測するドキュメンタリー。


スリーマイル島原発事故は35年前。健康被害調査、民事訴訟すべて結果が出ている。その幾多の訴訟で原告は勝訴したのか?どれほどの補償をうけられたのか?
フクシマの被害は30年以上の長期にわたると予測されている。スリーマイル島原発事故のその後を調査することで、「フクシマの未来」(35年後)が見えてくるのではないか。
スリーマイル~フクシマの取材を経て筆者が辿り着いた真実とは。その先に見える「フクシマの未来」とは。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
烏賀陽_.jpg烏賀陽/弘道(うがや ひろみち)
ジャーナリスト。1963年京都市生まれ。86年京都大学経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。5年間の新聞記者生活を経て、91年から2001年まで『アエラ』編集部記者。同誌では音楽・映画などポピュラー文化のほか医療、オウム真理教、アメリカ大統領選挙などを取材。03年にフリーランスになり書籍を中心に執筆活動を続けている。3.11後は岩手県、青森県、福島県の津波被災地で取材したほか、福島県に通い続けて原発災害の実態を記録している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


 


 


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原発事故後の子ども保養支援 -2018 あとがき追加 [福島第一原子力発電所事故(2011)]

原発事故後の子ども保養支援‐2018/08/05

著者 疋田 香澄 著


出版社: 人文書院 (2018/8/2)
ISBN-13: 978-4409241219

判型・ページ数 4-6・276ページ
定価 本体2,000円+税

新潟市図書館収蔵 ほんぽーと

所蔵場所  請求記号 資料コード  資料区分  
2階社会 /369.3/ヒキ/ 1001001974359 一般・ 福島第一原子力発電所事故(2011)  

原発事故後の子ども保養支援_.jpg内容

原発事故以降、保護者や子供たちを支えてきた「保養」という支援活動。その現場に立ち続けてきた著者が、保養参加者・支援者など様々な立場の人へのインタビューを通して、保養の考え方や背景、支援の実態や課題等を考察する。 当事者のための第三の選択肢。保養支援の現場に立ち続けてきた著者が問う、日本社会の現実とその未来


目次

はじめに

第1章 保養とは何か
第2章 事故後の葛藤―いま目の前にいる子どもをどうするか
第3章 支援の実態―立ち現れる多様な社会
第4章 保養の課題―調査とマッチングから
第5章 制度、そして権利
第6章 語られぬものについて語る
第7章 「分断」「差別」と向き合う
第8章 子どもたち―新しい支援が生まれるとき
おわりに

「はじめに」をPDFで公開しました→ http://www.jimbunshoin.co.jp/files/hoyou_hajimeni.pdf


「煙草の副流煙は拒否できるのに、なぜ原発事故由来の放射性物質を拒否したらワガママだと言われるんですか。原発事故で私が何を得したんですか」その言葉を電話口で聞いたのは、二〇一一年春のことだった。そのとき、私は被災地向けに支援施設情報を提供するボランティア活動をしていた。そこに電話をかけてきた、郡山市に住む妊婦さんが絞りだすように言ったのが冒頭の言葉だ。


2019.01.08 書評掲載『原発事故後の子ども保養支援』(図書新聞)http://www.jimbunshoin.co.jp/news/n26278.html

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
疋田/香澄 (ひきた・かすみ)
1986年生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。東日本大震災直後より、子どもや母親たちと向き合いながら支援をつづける。保養キャンプの主催、現地での相談会開催、支援情報の提供、保養実態調査、避難者支援、支援の全国ネットワーク運営などを行ってきた。リフレッシュサポート代表(本データはこの書籍が刊行され当時のもの) 

ついか  あとがき


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