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福島第一原発 メルトダウンまでの50年 -2016 [福島第一原子力発電所事故(2011)]

福島第一原発 メルトダウンまでの50年――事故調査委員会も報道も素通りした未解明問題 – 2016/3/8

烏賀陽弘道  (著)


出版社: 明石書店 (2016/3/8)
ISBN-13: 978-4750343150
発売日: 2016/3/8
梱包サイズ: 18.6 x 12.8 x 2.2 cm;312p

新潟市図書館収蔵

所蔵館  所蔵場所  請求記号  資料コード
新津  非核 Map  A/369/ウ/  1511000213807
 巻  原発 Map   /369/ウ/   1841000249016 

目次
福島第一原発 メルトダウンまでの50年―_.jpgまえがき
第1章 政府内部3・11のロスタイム
(「国は私たちを国民だと思っているんだろうか」テレビ用やらせ閣議で30分のロス 崩壊熱の危険を伝えなかった保安院次長 ほか)
第2章 使われなかった緊急冷却装置
(主力の緊急炉心冷却装置ECCS 福島事故の9カ月前に起きていた深刻な事故 ECCSとRCICを両方起動するのが海外のスタンダード 〈付記〉ECCSについての東電への質問と回答 ほか)
第3章 原発黎明期の秘密と無法
(事故の危険性を深刻に受け止めた損害保険会社実際の賠償金は保険金支払い上限の48倍に チェルノブイリ原発事故後もシビア・アクシデントを想定せず ほか)
第4章 住民軽視はそのまま変わらない
(虚構に依拠した防災対策の最大の被害者は地元住民国を信じて遅れた富岡町民の避難 SPEEDIを避難に生かせなかったのは人為的ミス ほか)
第5章 原発事故の進展は予測できなかったのか
(「誰も経験したことがないから失敗した」は失当である 事故と被曝の過程は正確に予測されていた 誰も真剣に避難のことを考えていない ほか)
あとがき 


内容紹介
主力の緊急炉心冷却装置ECCSはなぜ使われなかったのか――。
 住民被曝という最悪の事態を招いた福島原発事故から5年。事故調査委員会、新聞記者、弁護士などによって、多方面から明らかにされてきた事故原因。だが、まだ解明されていない部分があった!
緊急時に原子炉を冷却する主戦力となる装置がまったく使われなかったことが1つ。また放射性物質の広がりを予測する解析システムの結果が死蔵されたことも。
これまで問題とされてこなかった。原発事故以来、なぜ政府や電力会社はこんな失敗をしたのかという問題意識のもと、その原因を過去にさかのぼって、取材・調査してきた著者が、たどり着いた新事実を明らかにする。『JBPress』『ビジネスメディア誠』等掲載を書籍化。


烏賀陽_.jpg著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
烏賀陽/弘道 (うがや ひろみち)
ジャーナリスト。1963年京都市生まれ。86年京都大学経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。5年間の新聞記者生活を経て、91年から2001年まで『アエラ』編集部記者。同誌では音楽・映画などポピュラー文化のほか医療、オウム真理教、アメリカ大統領選挙などを取材。03年にフリーランスになり書籍を中心に執筆活動を続けている。3.11後は岩手県、青森県、福島県の津波被災地で取材したほか、福島県に通い続けて原発災害の実態を記録している。著書に『報道の脳死』(新潮新書)、『福島飯舘村の四季』(双葉社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


 


 


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