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イスラームの根源をさぐるー2005 [隣の異教]

イスラームの根源をさぐる  現実世界のより深い理解のために
 著者 牧野 信也 (マキノしんや)
 出版者 中央公論新社  大きさ 20cm 205頁
 出版年 2005.5   ISBN 4-12-003639-1
新潟市立図書館収蔵 中央ホンポート館2階ほか2館  /167/マキ/
内容紹介
  世界の危機的状況において、イスラームという宗教が正しく理解されていないことを危惧し、イスラームの根源を探り、その本質的性格と根本的特徴に光を当てることによって、イスラームのあるがままの真の姿を示す。
 残念ながら、女性信者はイスラームとどう関わっているかが触れられておらず、自由奔放な男たちを支える賢明かつ自主的なイスラーム女性の紹介があれば、なおイスラームに対する理解が深まったと思う。
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砂漠に強いラクダが馬に代わって普及し始めた3世紀のサハラで、砂漠越えの通商が採算に合うようになり、サハラ交易が徐々に拡大していった。
 その後、ローマ帝国が衰えた西暦429年頃にゲルマン民族の一派のヴァンダル族がイベリア半島経由で北アフリカに侵入し、ヴァンダル王国を築く。
 そのヴァンダル王国も532年頃に東ローマ帝国によって再び征服された。しかしその帝国も、543年の黒死病流行と共に終焉を迎えた。
やがて、610年イスラーム教が起こり、イスラーム教徒・ムスリムが650年頃に北アフリカを征服すると、サハラ交易はさらに盛んになっていった。
イスラームは、商人の宗教。戦争・戦闘は商売の邪魔だから、反対。

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ハディース イスラーム伝承集成 [隣の異教]

ハディース  イスラーム伝承集成
上巻 中巻 下巻
訳者 牧野 信也 /(まきの しんや)  
出版者 中央公論社
出版年 1993.10
上巻 752p ISBN 4-12-403135-1
中巻 928p ISBN 4-12-403136-X
下巻 510p ISBN 4-12-403137-8
大きさ 22cm
新潟市立図書館収蔵 中央ホンポート館 2階哲学 /167/ハ/1,2, 3
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内容紹介
ハディースとは、神の言葉の集成であるコーランに対して、ムハンマドの人間としての言葉と行動の記録の集成で、正しい身の処し方、他人の家に入る許しを求めること、祈りの書、誓約、償い等、が述べられてある。コーランと並ぶ、イスラームの二大根本文献の一の、初の学問的全訳。

 イスラームにおいて、聖典であるクルアーンとならんで、「スンナ」(sunna, 預言者慣行)」が重きをなしていること、イスラーム法学において両者がもっとも重要な典拠であり、それに基づく法解釈がおこなわれる
 アラビア語では「神の書と神の使徒〔ムハンマド〕のスンナ」(Kitāb Allāh wa Sunna Rasūl Allāh)という表現がしばしば用いられる。和訳では、「クルアーンと預言者のスンナ」ないしは「クルアーンと預言者慣行」が使われる。

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