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感情天皇論--大塚 英志 著 [メディア]

4480072195.jpg感情天皇論
大塚 英志[オオツカえいじ]著  
出版者 筑摩書房    ちくま新書 番号 1398
出版年 2019.4
ページ数 334p
ISBN 978-4-480-07219-1
新潟市立図書館収蔵 NDC分類(9版) 313.61
内容紹介 明仁天皇夫妻に私たちはいかに「個人」を見出し、あるいはいかにそれを消そうとしたのか。文学や映画を通じて天皇をめぐる時代精神を抽出。三島由紀夫から「シン・ゴジラ」、「お気持ち」発言まで読みとく評論集。
一九五九年、皇太子明仁のご成婚パレードの日、一人の少年が皇太子とその妻に石を投げた。三島由紀夫はその行為に「天皇と国民が個人として対話をする」というテロルを見て戦慄し、石原慎太郎はそれを隠蔽しようとした。そして即位した明仁天皇が行ってきたのは、かつて庵野秀明が描いた人類補完計画が成ったかの如き、統合の実践としての感情労働だった。『少女たちの「かわいい」天皇』から一時代を経て書かれた、「終わり」の平成天皇論
目次
序章 私たちは明仁天皇の「ことば」をいかにして見失ったか
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第1章 他者としての天皇―投石少年論
第2章 セカイ系としての「純粋天皇」―大江健三郎を平成の終わりに読む
第3章 押入れの中の「美智子さんの写真」と「女子」教養小説という問題
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第4章 シン・ゴジラの帰還と素晴らしき天皇なき世界
第5章 平成三〇年小説論―「工学化した世界」の片隅で
短い終章 天皇のいない国をつくる


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