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世界史の中のパレスチナ問題-- 臼杵 陽 ② [ユーラシア・近東]

世界史の中のパレスチナ問題 
著者 臼杵 陽 /ウスキあきら
出版者 講談社  講談社現代新書 番号 2189
出版年 2013.1
ページ数 423p
ISBN 978-4-06-288189-0
新潟市立図書館収蔵 中央ホンポート館 S/227.9/ウス/


目次
はじめに
 パレスチナという土地をめぐる政治的紛争
/ユダヤ民族が建設した「国民国家」
/現状は「泥沼化」
/ヨーロッパ・キリスト教社会が生んだユダヤ人問題
/本書の構成

第一部 パレスチナという場所
 第1講 パレスチナという地域とその宗教と言語
 「カナン」は約束の地
/イスラエルと戦った民族
/歴史的シリアの南部地域
/中東の心臓部
三つの一神教の聖地エルサレムを抱え込んでいた
/アラブ連盟加盟国
/イスラーム協力機構
/スンナ派ムスリムが多数派
/アラビア語を話しているユダヤ教徒
/「ヘブラブ語を話しているユダヤ教徒」に変身
/アラビア語を話しているキリスト教徒
/ギリシア正教徒
/ネストリウス派キリスト教徒
/ユニエート教会の信徒はローマ・カトリック教徒
【キリスト教カトリックに属するウクライナのユニエイト教会(東方帰一教会)】
/プロテスタント諸派
/「モザイク」のような多文化・多民族社会
/エルサレム問題の重要性

 第2講 ユダヤ教から見たキリスト教と反ユダヤ主義の起源
「宗教」がどのように政治的に動員されるか
/ユダヤ教徒とエルサレム
/アブラハムの息子イサクをめぐる物語
/ユダヤ教は啓示宗教教
/ユダヤ教の啓典は「タナフ」
/成文律法である聖書と口伝律法
/民族宗教と呼ばれるユダヤ教、世界宗教と分類されるキリスト教
/誰がイエスの処刑を求めたか
/イエスを卜字架刑に処した理由
/「異邦人」への宣教が決定づけられた
/ユダヤ教を教義的に否定するキリスト教
/ユダヤ教からの継承ではイスラームの方が忠実
/「イエス・キリスト殺しのユダヤ人」と「過越祭」【すぎこしのまつり pesah. ヘブライ語 assover 】
過越祭り・超正統派009xL.jpg
超正統派
/ユダヤ教徒への差別・迫害

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過越祭(ペサハ)春行事

 第3講 イスラームから見たユダヤ教とキリスト教
イスラームとは「アッラーへの絶対服従」
/アラビア語の造語法
/シャハーダを宣誓する
/イスラームは起源と継承をアブラハムに求める
/人類が同胞であるという普遍性
/「イスラームの家」と「戦争の家」
/ムスリムの義務としての五行と六信
/ジハードの原義は「努力する」
/「コーランか、剣か、貢納コウノウ か」の三択
/スンナ派とシーア派
/ウンマの指導者が争点

 第4講 ヨーロッパ対イスラーム――「一四九二年」という転換点
ヨーロッパのイスラーム世界包囲網
/十字軍を機にユダヤ教従はヨーロッパの「内なる敵」に
/十字軍国家の成立と滅亡
/サラーフッディーン、エルサレム奪還
/十字軍が行った聖所独占と暴虐行為
/ユダヤ教徒虐殺問題
/中世キリスト教社会のユダヤ教徒嫌悪
/ゲットーへの居住を強制する勅書の発布
/「大航海時代」のヨーロッパ世界とイスラーム世界
/ 「十二世紀ルネサンス」で起きた翻訳運動
/スファラディームとアシュケナジーム
/ディアスポラのイメージの変化
/「ガルート」をめぐる思想

 第5講 オスマン帝国と東方問題
オスマン帝国の絶頂と衰退
/帝国内の三大ミッレト
/分離・独政を促進した特権制度
/特権制度が変質した「不平等条約」
/オスマン帝国をめぐる[東方問題]
/「東方問題」最大の事件は「露土戦争」
/「東方問題」はヨーロッパ列強からは「外交問題」
/現代アラブ政治に結びつく四つの事件
/エルサレムの属する行政区の再編
/イギリスはパレスチナではユダヤ教徒を支援
/ヤング領事によるパレスチナのユダヤ教徒調査
/ユダヤ教徒への宗教的愛着
/ユダヤ教徒復興論とは「前千年王国説」
/キリスト教徒の居住区の成立
第二部の目次を細かく見るにつづく


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