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往生際の日本史: 人はいかに死を迎えてきたのか--2019年 [隣の異教]

往生際の日本史: 人はいかに死を迎えてきたのか 
著者 小山 聡子 こやま さとこ
出版社 ‏ : ‎ 春秋社   単行本 19cm(ソフトカバー) ‏ : ‎ 7,244頁
発売日 ‏ : ‎ 2019/1/26
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4393134276
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新潟市立図書館収 中央 2階歴史 Map /281.0/コヤ/
著者について 小山 聡子 こやま さとこ
1976年、茨城県生まれ。98年、筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業、2003年同大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。博士(学術)。現在、二松学舎大学文学部教授。専門は日本宗教史。著書に『護法童子信仰の研究』(自照社出版、2003年)、『親鸞の信仰と呪術-病気治療と臨終行儀-』(吉川弘文館、2013年)、『浄土真宗とは何か』(中公新書、2017年)ほか。
内容紹介
 どの時代に生きる人間にとっても、いかに死を迎えるべきかは重大な課題である。
日本列島で昔から人はどうにかして良き臨終を迎えようとしてきた。「日本往生極楽記」の尼から、天下の藤原道長や徳川家康、アジア・太平洋戦争の特別攻撃隊まで、歴史上の人物の生き方と死に方「終活」をしていたのだ。創意工夫を凝らし、試行錯誤してきた偉人たちの「終活」を見つめなおすことで知る、往生際の真実。
【目次】
はじめに・・・・001頁
序章 極楽往生の指南書『往生要集』・・・003
第一部 臨終行儀のはじまり(古代編)・・・・021
1、阿弥陀仏に裏切られ――『日本往生極楽記』の尼・・・023
2、欠かせぬ鼻毛の手入れ――源信・・・033
3、モノノケに悩まされても――藤原道長・・・045
4、最後は高声で念仏を――後白河法皇・・・058
コラム~臨終行儀は必要?不要?・・・073
第二部 臨終行儀の展開(中世編)・・・・077
5、怨霊に祟られて――源頼朝・・・079
6、自分のために腹を切る――津戸三郎為守・・・089
7、妻子は往生の妨げ――北条時頼・・・101
8、死装束としての晴れ着――恵信尼・・・113
9、来世に託した復讐――楠木正成・・・123
10、両面に仏を描いて準備万端――中御門宣胤・・・136
コラム~神をも調伏・脅迫してしまう中世の信心とは・・・147
第三部 臨終の多様化(近世・近代編)・・・・151
11、仏ではなく神になる――徳川家康・・・153
12、みんなで一緒に入水往生――『入水往生伝』の尼四人・・・163
13、死顔へのこだわり――宮沢賢治・・・175
14、美しく散るために――アジア・太平洋戦争の戦死者たち・・・197
コラム~薄れゆく臨終行儀への意識・・・211
終章 現代人の往生際・・・・215
往生事情年表・・・227
主要参考文献・・・232
あとがき・・・241   2018年11月9日記  
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