分断を乗り越えるためのイスラム入門--2023--④ [隣の異教]
分断を乗り越えるためのイスラム入門 著者:内藤正典【ナイトウまさのり】
幻冬舎 新書 698 刊行 2023/7/26 ISBN : 978-4344987005
幻冬舎 新書 698 刊行 2023/7/26 ISBN : 978-4344987005
もくじ 下
第5章 イスラム世界とウクライナ戦争・・・・・117頁
アフガニスタンにおけるアメリカ・NATOの敗北・・・118
ウクライナ戦争は西欧の争いにすぎない・・・120
アメリカへの依存を強めてきたアラブ産油国・・・122
アラブ産油国がアメリカの対ロシア制裁に冷淡だった理由・・・124
サウジほか各国がカタールとの関係を正常化・・・126
イスラエルとも関係を改善させたアラブ産油国・・・128
ウクライナからの穀物輸出再開で存在感を高めたトルコ・・・131
サウジとイランの外交関係再開が意味するもの・・・133
イランZ世代による大規模な反政府運動・・・135
イスラムは商人の宗教、戦争は商売の邪魔・・・137
民主主義より経済の発展と強いリーダーを望む・・・138
「アラブの春」唯一の成功例チュニジアでも民主化が後退・・・140
市民が賢く声をあげ、大統領を追放したアルジェリア・・・142
EU諸国に天然ガスを売り、ロシアとも緊密・・・ 144
第6章 イスラムと暴力・・・・・149頁
「イスラム過激派」「テロ組織」とは ?・・・150
犠牲者にとっては「国家による戦争」も「過激派テロ」も同じ・・・152
イスラムの道徳を無視した為政者は民衆の手で倒される・・・153
民主化かイスラム体制か―「アラブの春」の先の二つの道・・・154
民族主義とイスラムは相容れない・・・156
テロは「イスラム原理主義」のせいで起きるのではない・・・158
「時代が後になるほど社会が進歩する」という発想がない・・・161
イスラム国誕生は、アメリカの身勝手な中東介入の帰結・・・162
対立が複雑に入り組んだシリア内戦・・・163
上からからイスラムで抑えつけても失敗する・・・167
シーア派の国イランが抱える特殊事情・・・170
第7章 ムスリムは西欧をどう見ているのか・・・・・173頁
ムスリムには西欧文明へのあこがれもコンプレックスもない・・・174
ムスリムをやめるのは人間をやめるのと同じ・・・175
なぜ多くのムスリムが欧米に移住したのか・・・176
なぜ欧米に移住してもイスラムを捨てないのか・・・178
移住先で連帯することはなかった第一世代・・・180
受け入れ国による差別がムスリム移民の連帯を生む・・・182
経済的に成功しても価値観や生き方は変えない・・・185
第8章 西欧はなぜイスラムを嫌うのか・・・・・189頁
イスラムが生まれたときから統く「イスラモフォビア」・・・190
過激派テ口が多発したのは、シリア内戦を放置したから・・・194
世俗国家をうたいながらEU加盟が認められないトルコ・・・197
「アヤソフィア」モスク転用への批判に理はあるのか・・・200
典型的イスラム批判に対するムスリムの言い分・・・203
コーランに記されていることは後世の人間には変えられない・・・209
コーランは同性愛をどう扱っているのか・・・211
「ボリ・コレ」が通じないのは「遅れている」からではない・・・214
第9章 分断を超えてムスリムと付きあう・・・・・217頁
パラダイムが根底から違うことを理解する・・・218
他人の内面を詮索しないのがイスラム的に正しい態度・・・219
ムスリムが不倫をしたら必ず死刑が科されるのか・・・221
非ムスリムの飲酒は禁止できるか・・・223
ハラールについて知っておくべきこと・・・225
ムスリムと付き合うのは難しくない・・・228
「神が認知症にお連れになったのです」・・・230
おわりに―分断の時代にイスラムに学ぶ・・・233頁
了2023-09-23 11:00
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0