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忘れられた皇軍兵士たちーー2017刊 [満州・大東亜]

忘れられた皇軍兵士たち
著者 写真・文 樋口 健二 /(ひぐち けんじ)  
出版者 こぶし書房
出版年 2017.6
ページ数 152p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-87559-332-4
新潟市立図書館 収蔵 亀田館 NDC分類(9版) 369.39  /369/ヒ/
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一般件名 傷痍軍人-写真集
内容紹介 かつて天皇の名の下に戦争に駆り出された多くの兵士たちが、負傷し、あるいは精神に障害を負って帰還した。国家によって人生を奪われ、療養所などで戦後を過ごしていた彼らを取材した著者が、その姿をモノクロ写真で伝える。 国立武蔵療養所(現在の国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター)、国立下総療養所(現在の国立病院機構下総精神医療センター)に入院していた精神障害を負った「未復員」皇軍兵士たちの姿が
「はじめに」より
日本がGNP世界第二位の華々しい経済成長をとげつつあった1970年代初頭、その繁栄の裏側で、多くの皇軍兵士たちは巷に放り出されたまま、誰からも顧みられることはなかった。
私が最初に彼らを取材したのは1970年から71年にかけての二年間だった。その頃、全国で約13万人の傷痍軍人がいた。……それが2005年には、5万1692人へと激減した。
「大東亜戦争」は明治以来続いた大日本帝国の歴史の総決算であり、敗戦による価値観の転倒は、かつての忠勇な「皇軍兵士」たちから経済的生活手段を奪ったばかりか、生きてきた意味や誇りすら奪い去ったのである。
樋口 健二
 1937年長野県富士見町松目生まれ。報道写真家。

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