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世にも危険な医療の世界史ー2019 [国家医学・帝国医療・看護学]

71a-tO+F.jpg世にも危険な医療の世界史

原書 :Quackery(直訳;名知ったかぶり、はったり、いんちき、いかさま、大ぼら;いんちき医療)
著者 リディア・ケイン / ネイト・ピーダーセン   
訳者 福井 久美子   
出版者 文藝春秋
出版年 2019.4
大きさ 20cm  ページ数 15p 427p
ISBN 978-4-16-391017-8
新潟市立図書館収蔵 中央ホンポート館1階ほか /490.2/ケイ/
内容紹介 梅毒患者は水銀風呂に入れ! 泣き止まない子どもにはアヘンを! 瀉血、ロボトミー、食人、ストリキニーネなど、科学を知らない人類が試みた、ぞっとする医療や、詐欺まがいのインチキ療法の数々を紹介する。
・リンカーン……水銀入りの頭痛 薬を服用、重金属中毒になって症状はさらに悪化
・ダーウィン……強壮剤としてヒ素を飲み続け、肌が浅黒くなるもやめられない
・ヒトラー……猛毒ストリキニーネでできた整腸剤を9年間服用し、危うく致死量に
・エジソン……コカイン入りワインを愛し、ハイになりながら徹夜で実験を重ねる
・モーツァルト……体調不良の最中2リットルもの血を抜かれ意識喪失、翌日死亡
・ルイ14世……生涯に2000回も浣腸を行ない、フランスに浣腸ブームをもたらす
【目次】

■  第一部 元素

  第1章 水銀――始皇帝に愛された秘薬
  第2章 アンチモン――嘔吐で強制デトックス
  第3章 ヒ素――パンにつけて召し上がれ
  第4章 金――輝かしい性病治療
  第5章 ラジウムとラドン――健康“被曝”飲料ブーム
トンデモ医療1 女性の健康編

■ 第二部 植物と土

 第6章 アヘン――子どもの夜泣きはこれで解決
 第7章 ストリキニーネ――ヒトラーの常備薬
 第8章 タバコ――吸ってはならない浣腸パイプ
 第9章 コカイン――欧州を席巻したエナジードリンク
 第10章 アルコール――妊婦の静脈にブランデーを注射
 第11章 土――死刑囚が挑んだ土食実験
トンデモ医療2 解毒剤編

■ 第三部 器具

 第12章 瀉血――モーツァルトは2リットル抜かれた
 第13章 ロボトミー――史上最悪のノーベル賞
 第14章 焼灼法――皮膚を強火であぶる医師
 第15章 浣腸――エジプト王に仕えた「肛門の守り人」
 第16章 水治療法――それは拷問か、矯正か
 第17章 外科手術――1度の手術で3人殺した名医
 第18章 麻酔――一か八か吸ってみた
トンデモ医療3 男性の健康編

■ 第四部 動物

 第19章 ヒル――300本の歯で臓器をガブリ
 第20章 食人――剣闘士の生レバー
 第21章 動物の身体――ヤギの睾丸を移植した男たち
 第22章 セックス――18キロの医療用バイブレーター
 第23章 断食――飢餓ハイツへようこそ
トンデモ医療4 ダイエット編
■ 第五部 神秘的な力
 第24章 電気――内臓を刺激する感電風呂
 第25章 動物磁気――詐欺医師が放ったハンドパワー
 第26章 光――光線セラピーで何が起きるか?
 第27章 ラジオニクス――個人情報ダダ漏れの“体内周波数”
 第28章 ローヤルタッチ――ルイ9世の白骨化した腕
トンデモ医療5 目の健康編
トンデモ医療6 がん治療編

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