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感覚が生物を進化させた : 探索の階層進化でみる生物史ー2021 [生き物]

586836.jpg感覚が生物を進化させた : 探索の階層進化でみる生物史
著者名1 実重 重実 /[サネシゲ シゲザネ]  
出版者 新曜社
出版年 2021.7.10
ページ数 240pp
大きさ 19cm
ISBN 978-4788517301
著者
内容説明
進化は遺伝子の偶然の変異に始まり、生物は、環境によって選別されるだけの存在なのだろうか?生物学の最先端では、進化に生物の主体性が関わっていることが認識されつつある。無数の生物が相互作用しあい繋がりあって樹状分岐してきた、悠久の時間への旅。


目次
第1章 生物界はヤマタノオロチ—初期の生物は合体で進化した
 「単細胞生物の世界は、竜の8つの首」「アメーバの巨大系統群」「後方鞭毛生物の巨大系統群」「植物の巨大系統群」「ミドリムシの巨大系統群」「ゾウリムシの巨大系統群」「ケイソウの巨大系統群」「円石藻の巨大系統群」「タイヨウチュウの巨大系統群」 ほか
第2章 地球史の半分は細菌・古細菌だけだった
 「陸・海・空のあらゆる場所に細菌がいる」「摂氏350度の灼熱地獄に古細菌がいた」 ほか
第3章 エディアカラの園で動物が爆発した
 「エディアカラの園は、雪玉の後にやってきた」「左右対称動物もエディアカラで出現した」 ほか
8-エディアカラ.jpg
第4章 植物はどうやって陸上に進出したのか
 「水中の藻類からコケ類が上陸を果たした」「植物と菌類が作る地中のネットワーク」「植物を中心に虫・鳥・獣が共進化した」「植物は獲得形質の遺伝もすれば、異種との交雑もする」 ほか
第5章 昆虫はどうやって空に進出したのか
 「キチン質の殻を持つヤスデ・サソリが上陸」「体節の繰り返し構造を神経系が統率する」「3次元映像を見た三葉虫の眼は、世界を激変させた」「反射から本能へ、そして意識へ」 ほか
第6章 脊椎動物はどうやって陸地に広がったのか
 「脊椎動物・タコ・昆虫には、意識の神経基盤がある」「背骨ができてアゴができ歯ができた」「高く舞う翼の後に、遠く見る眼を発達させた」「カラスの脳は、文化や言葉を作り出した」「幹や枝はなぜ分岐していくのか─生物の相互作用が調節する」 ほか
第7章 探索行動が生物進化の原動力
 「共生と寄生は同じもの、捕食と寄生も同じもの」「遺伝子とは別に細胞質が丸ごと遺伝する」「遺伝子はスケジュール表であって、生きているのは細胞」「生物の主体性が進化の十分条件だ」 ほか
第8章 樹状分岐の階層が生物界を作っている
 「文化は人間界の新たな樹状分岐」 ほか
あとがき
主要参考文献

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