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日露戦争―起源と開戦 [明治以後・国内]

4000242679.jpg日露戦争―起源と開戦

著者 和田 春樹 /著  

 ㊤㊦2巻

出版者 岩波書店

出版年 2009.12


巻次

ページ数 28,445,62p

目次

第1章 日露戦争はなぜ起こったか(司馬遼太郎の見方;『小村外交史』と『機密日露戦史』 ほか)

第2章 近代初期の日本とロシア(幕末維新前夜の日本とロシア;明治維新とロシア ほか)

第3章 日清戦争と戦後の日本・朝鮮・ロシア関係(駐在武官ヴォーガクと東学農民叛乱;日本の朝鮮出兵決定 ほか)

第4章 ロシアの旅順占領と租借(一八九六‐九九)(高宗の露館播遷;日本が受けた衝撃 ほか)

第5章 義和団事件と露清戦争(義和団事件;天津の戦闘 ほか)

大きさ 22cm

ISBN 978-4-00-024267-7


4000242687.jpg巻次

出版年 2010.2

ページ数 13,396,84p

目次

第6章 新路線の登場(新しい年のはじめに;第二回海軍大学図上演習 ほか)

第7章 日露交渉(交渉の開始;日本側の第一次提案 ほか)

第8章 前夜(旅順の緊張;皇帝と陸相は逡巡する ほか)

第9章 開戦(一九〇四年二月六日;七日 ほか)

第10章 日露戦争はこうして起こった(日本の狙い;朝鮮とロシア ほか)

ISBN 978-4-00-024268-4

新潟市立図書館収蔵 中央ホンポート館 NDC分類(9版) 210.67

内容紹介
司馬遼太郎の『坂の上の雲』が描いたように、日露戦争はロシアの極東侵略熱によって引き起こされたものなのか。ロシア側には日本軍の力量を正しく見極めた人物が本当にいなかったのか。著者が渉猟した膨大なロシア文書館資料の分析からは、これまでの日露戦争観とは異なる実相が見えてきた。

 明らかになった開戦の真実とは。ロシア文書館資料の分析から、日本とロシアの対立の間に「朝鮮」の存在をおいて、開戦へ向かう動きの全貌を描く。上では、江華島事件のあった1875年から、日英同盟締結の頃までをたどる。下では、緊迫の日露交渉から軍事行動開始に至るまでを詳細にたどる。
 日本とロシアの対立のあいだに、戦争の主な対象、主な舞台となった朝鮮という存在をおいて、開戦へ向かう動きの全貌を描く。上巻では、千島樺太交換条約と江華島事件のあった一八七五年から、朝鮮国王高宗のロシアへの接近、朝鮮をめぐる戦争としての日清戦争、ロシアと清国の秘密同盟条約、ロシアの旅順・大連の租借、露清戦争と韓国中立化案、そして日英同盟締結の頃までを詳細にたどる。
 下巻では、日本参謀本部、日露の外務省、ロシア皇帝と韓国皇帝ら、それぞれの思惑と主張、さらにその人物像をも検討しながら、日露戦争開戦にいたる過程を詳細に解き明かす。「帝国ノ大目的ヲ達スルノ機会」を逸するなー 日本で高まる開戦論。ロシアの戦力を悲観的に見たベゾブラーゾフは露日同盟案を提出し、栗野公使はそこに最後の希望を見出すが・・・・・。そしてついに朝鮮戦争としてはじまった戦争の、開戦後一カ月の動きを日を追って再現した。緊迫の1903年年明けから翌年2月の開戦まで、詳細にたどる。
著者等紹介
和田春樹[ワダ ハルキ]
1938年大阪に生まれる。東京大学文学部卒業。1998年3月まで東京大学社会科学研究所所長。現在、東京大学名誉教授。東北大学東北アジア研究センター・フェロー。専攻=ロシア・ソ連史、現代朝鮮研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ロシア史研究 78巻
日露戦争とロシア第一次革命,<特集>2005年度大会) 発行日: 2006/05/25
1 評価と典拠と資料
2 世紀末から一九〇二年までのロシアと極東
3 新路線の確立
4 日露交渉


新潟市立図書館収蔵 中央ホンポート館 NDC分類(9版) 210.67


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