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毛沢東論―真理は天から降ってくる [ユーラシア・東]

方6L.jpg毛沢東論―真理は天から降ってくる
著者名 中兼 和津次 [ナカガネかつじ]  
出版者 名古屋大学出版会
出版年 2021.4
ページ数 6,407,22p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-8158-1023-8
新潟市立図書館収蔵 中央ホンポート /309.3/ナカ
内容説明
大躍進政策や文化大革命によって大量の犠牲者を出しながら、現在なお大陸で英雄視される稀代の指導者。「秦の始皇帝+マルクス」とも言われる、その思想と行動を冷静かつ大胆に分析。中国経済研究をリードしてきた碩学が、現代中国の核心に迫る。
「はじめに」全文・・・https://allreviews.jp/review/5470
毛沢東(もう たくとう、英語: Mao Zedong、Mao Tse-Tung、マオ・ツォードン)
目次
第1章 毛沢東の哲学と思想―「矛盾論」と「実践論」の落とし穴
第2章 毛沢東と魯迅―もし魯迅が革命後も中国にいたら?
第3章 階級闘争論と大衆路線―毛沢東の「マルクス主義」
第4章 反右派闘争の展開と結末
第5章 大躍進と大飢餓
第6章 彭徳懐の悲劇―盧山会議とその結末
第7章 毛沢東の政治経済学―「矛盾の経済学」を解剖する
第8章 文化大革命と毛沢東
第9章 毛沢東と周恩来
第10章 毛沢東をめぐる女性たち
終章 毛沢東をどう評価すべきか
著者等紹介
中兼和津次[ナカガネかつじ]
1942年北海道に生まれる。1964年東京大学教養学部卒業。アジア経済研究所調査研究部研究員、一橋大学経済学部教授、東京大学大学院経済学研究科教授、青山学院大学国際政治経済学部教授等を経て、東京大学名誉教授(経済学博士)。主著『中国経済発展論』(有斐閣、1999年、アジア太平洋賞大賞・国際開発研究大来賞)、『中国経済論』(東京大学出版会、1992年、大平正芳記念賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

1023-4b.jpgはじめに・・・001
第1章 毛沢東の哲学と思想
――「矛盾論」と「実践論」の落とし穴・・・008
1 「矛盾論」と「実践論」の構造・・・010
2 毛沢東哲学の実用性・・・015
3 毛沢東の哲学と思想に対する評価・・・017
4 毛沢東哲学の落とし穴――私の解釈・・・023
第2章 毛沢東と魯迅
――もし魯迅が革命後も中国にいたら?・・・037
1 梁漱溟に激怒する毛沢東・・・040
2 胡風事件・・・051
3 魯迅と毛沢東・・・058

魯迅(ろ じん、ルー・シュン)


第3章 階級闘争論と大衆路線
――毛沢東の「マルクス主義」・・・067
1 革命闘争と階級――毛沢東初期階級概念の特色・・・069
2 革命後の階級概念の変化・・・079
3 土地改革と階級区分・・・086
4 大衆、人民、大衆路線・・・095
5 階級闘争と暴力・・・105
第4章 反右派闘争の展開と結末・・・111
1 反右派闘争前史――百花斉放・百家争鳴・・・112
2 闘争の開始・・・120
3 闘争の結末・・・131
4 反右派闘争をどう見るか・・・135
第5章 大躍進と大飢餓・・・144
1 大躍進政策の誕生・・・145
2 人民公社政策の展開・・・158
3 大飢饉・飢餓――犠牲者の数・・・163
4 大飢饉・飢餓――そのメカニズム・・・173
5 大躍進とは何だったのか・・・184
第6章 彭徳懐の悲劇
――廬山会議とその結末・・・188
1 大躍進政策の転換・・・189
2 廬山会議――彭徳懐の意見書・・・191
3 毛沢東の彭徳懐批判・・・198
4 彭徳懐の末路・・・207
5 彭徳懐の悲劇をどう見るか・・・214
彭徳懐(ほう とくかい、英語:Peng Dehuai、ポン・ドーファイ)
第7章 毛沢東の政治経済学
――「矛盾の経済学」を解剖する・・・217
1 毛沢東の政治経済学の特徴・・・218
2 毛沢東の経済目標・・・232
3 鄧小平の経済学・・・239
4 毛沢東「政治経済学」をどう評価するか・・・245
鄧小平(とう しょうへい、英語:Deng Xiaoping、トン・シャオピン、
第8章 文化大革命と毛沢東・・・251
1 七千人大会・・・252
2 社会主義教育運動・・・261
3 文革の発動と拡大――そのメカニズム・・・267
4 文革の悲劇――その規模と残虐さ・・・281
5 文革の評価――文革とは何だったのか・・・286
第9章 毛沢東と周恩来
1 建国前の毛・周関係
2 建国後の毛・周関係
3 周恩来をどう評価するか
周恩来(しゅう おんらい、英語:Zhou Enlai:チョウ・エンライ)
第10章 毛沢東をめぐる女性たち・・・322
1 楊開慧と賀子珍・・・323
 楊開慧(よう かいけい)
 賀子珍(が しちん)
2 江青・・・328
 江青(こう せい、ジャン・チン、ピンイン:Jiāng Qīng)
3 張玉鳳・・・334
 張玉鳳 Zhang Yufeng
4 毛沢東の情事・・・337
5 毛沢東の女性観・・・342
終 章 毛沢東をどう評価すべきか・・・348
1 宗教としてのマルクス主義、教祖としての毛沢東・・・349
2 毛沢東が現代中国に遺したもの・・・362
3 毛沢東の性格について・・・368
結びに代えて――毛沢東をどう評価するか・・・373
あとがき
参考文献
図表一覧
事項索引
人名索引


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