猪・鉄砲・安藤昌益-「百姓極楽」江戸時代再考--いいだもも--1996 [農から見つめる]
いいだもも /著
出版年 1996.3
農山漁村文化協会 人間選書 № 192
ページ数 270p
大きさ 19cm
ISBN 4-540-95105-X
県立図書館収蔵 NDC分類(9版) 210.5
内容紹介
徳川治下の平和の下での鉄砲の農具化、米一元価値から鎖国下における多元価値への移行などが生んだ江戸時代を再考。左翼思想家特有の文体で、20世紀の大量生産社会で安藤昌益に触れる事の重大さを説く。
世界史的にも例のない270年の平和を維持した江戸期日本。石高制による米生産の強制による飢饉との闘いや、衣料・灯火革命などの変化に巧みに対応し、近代日本の基礎を築いた逞しい農山漁村民の生活と役割を活写。
目次
第1部 猪飢渇としての東北大飢饉
第2部 「徳川ノ平和」下の鉄砲による耕作
第3部 米食日本人はなぜ肉を食べなかったのか
第4部 石高制社会のコメ一元論から多様な多元価値文明へ
著者紹介 いいだもも 1926年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。著書に「アメリカの英雄」「戦後史の発見」「核を創る思想」「社会主義の崩壊と資本主義の破局」など多数。
参照
近世農民の害鳥獣駆除と鳥獣観 根崎光男
野生動物管理学からみた野生動物の現状 梶 光一
人口縮小社会における野生動物管理のあり方 日本学術会議 令和元年(2019年)8月1日
2021-10-19 10:00
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0