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主権者のいない国--白井聡-2021刊 [明治以後・国内]

主権者のいない国
著者名1 白井 聡 /著  
出版者 講談社
出版年 2021.3
ページ数 317p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-06-521686-6
新潟市立図書館収蔵 中央 2階社会 /312.1/シラ/
内容紹介
本文より抜粋 「なぜ私たちは、私たちの政府はどうせロクでもないと思っているのか。その一方で、なぜ私たちは、決して主権者であろうとしないのか。この二つの現象は、相互補完的なものであるように思われる。私たちが決して主権者でないならば、政府がロクでもないものであっても、私たちには何の責任もない。あるいは逆に、政府はつねにロクでもないので、私たちに責任を持たせようとはしない。
 だが、責任とは何か。それは誰かに与えてもらうものなのか。そして、ここで言う責任とは誰に対するものなのか。それは究極的には自分の人生・生活・生命に対する責任である」
国民を見殺しにして、お友だちの優遇や経済を優先する現権力の暴走の根源にあるものとは?
資本主義の「人間毀損」が行きついた果ての「命の選別」を受け流さず、顕在化した社会的モラルの崩壊に立ち向かうための必読書!
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『主権者のいない国』 白井聡(京都精華大学国際文化学部教員) × 鳩山友紀夫
目次
序章  未来のために、記憶を想起せよ
第一章 「戦後の国体」は新型コロナに出会った
第二章 現代の構造――新自由主義と反知性主義
第三章 新・国体論
第四章 沖縄からの問い 朝鮮半島への想像力
第五章 歴史のなかの人間
終章  なぜ私たちは主権者であろうとしないのか
著者等紹介
白井聡[シライ サトシ]
思想史家。政治学者。京都精華大学教員。1977年、東京都に生まれる。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)。『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版)により、第三五回石橋湛山賞、第一二回角川財団学芸賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


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