SSブログ

太閤検地=秀吉が目指した国のかたち--2019;08 [中世・国内]

太閤検地rL.jpg太閤検地=秀吉が目指した国のかたち
シリーズ名1 中公新書
シリーズ番号1 2557
著者名1 中野 等 /著 
出版者 中央公論新社
出版年 2019.8
ページ数 3,273p
大きさ 18cm
坂井輪館 NDC分類(9版) 210.48
ISBN 978-4-12-102557-9


内容紹介 豊臣秀吉が実施した政策の革新性とは-。各地を征服するたびに奉行を派遣し検地を断行し、全国の石高を数値で把握し、加増や減封、国替えを容易にすることで、統治権力を天下人に集約した。後に江戸幕府の支配基盤となった太閤検地の実態を描き、単なる土地制度上の政策にとどまらず日本の社会構造を大きく変えた意義を示す。

  なぜ豊臣秀吉は検地を全国レベルで徹底して行ったのか。彼の最重要政策を再検討し、日本史の中に位置づける試み。検地の軌跡をたどることで、土地制度だけでなく社会構造をも変える狙いが見えてくる。


目次
序章 太閤検地と日本近世社会
第1章 織田政権下の羽柴領検地
第2章 「政権」としての基盤整備
第3章 国内統一と検地
第4章 大名領検地の諸相
第5章 「御前帳」「郡図」の調製
第6章 政権下の「在所」と「唐入り」
第7章 文禄検地の諸相
第8章 政権末期の慶長検地
終章 太閤検地の歴史的意義


著者について
中野等(なかの・ひとし)
1958年、福岡県生まれ.1985年、九州大学大学院文学研究科博士後期課程中退.柳川古文書館学芸員、九州大学大学院比較社会文化研究院助教授を経て、2006年より同教授.著書『豊臣政権の対外侵略と太閤検地』(校倉書房、1996年)『立花宗茂』(吉川弘文館〔人物叢書〕、2001年)『秀吉の軍令と大陸侵攻』(吉川弘文館、2006年)『筑後国主 田中吉政・忠政』(柳川市〔柳川の歴史〕、2007年)『文禄・慶長の役』(吉川弘文館〔戦争の日本史〕、2008年)『石田三成伝』(吉川弘文館、2017年)共編著『絵図学入門』(杉本史子、礒永和貴、小野寺淳,ロナルド・トビ,平井松午共編、東京大学出版会、2011年)など

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

Facebook コメント