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人とミルクの1万年ー2014 [食から見る]

人とミルクの1万年L.jpg人とミルクの1万

 岩波ジュニア新書
シリーズ番号1 790
著者名1 平田 昌弘 /著 
出版者 岩波書店
出版年 2014.11
ページ数 16,204p
大きさ 18cm
新潟市図書館収蔵 中央・ホンポート館 自動書庫 NDC分類(9版) 648.1
ISBN 978-4-00-500790-5


内容紹介
 搾乳の発明と乳利用の開始は人に新しい生業をもたらした。自然環境に強く影響を受けつつ、ユーラシア大陸で多様に発達した乳文化について解説しながら、乳利用の約1万年にわたる発達史の全体像をまとめる。

氷河期が終わり、約1万年前、家畜の飼育が始まった。やがて“搾乳”の発明により、家畜のミルクに大きく依存する、牧畜という生活様式が西アジアで始まった。ミルクを保存食にするための工夫から、ヨーグルトやチーズ、バターなど乳製品も生まれた。ユーラシア大陸の各地に牧畜民をたずね歩いてきた人類学者が、読者を牧畜と乳文化の雄大な歴史へと案内する。

(カラー口絵2ページ)


目次
1章 動物のミルクは人類に何をもたらしてきたか
2章 人類はいつからミルクを利用してきたか
3章 ミルクの利用は西アジアの乾燥地で始まった
4章 都市文化がひらいた豊かな乳文化―インドを中心に
5章 ミルクで酒をつくる―寒く、乾燥した地域での乳加工
6章 ヨーロッパで開花した熟成チーズ
7章 ミルクを利用してこなかった人びと
8章 乳文化の一万年をたどり直す


著者等紹介
平田昌弘[ヒラタ マサヒロ]
1967年福井生まれ。1991年東北大学農学部畜産学科卒、1999年京都大学博士号(農学)取得。2000年京都大学東南アジア研究センター研究員(日本学術振興会特別研究員)を経て、2004年から帯広畜産大学准教授。1993年~96年にはシリアにある国際乾燥地農業研究センター(ICARDA)に準研究員(青年海外協力隊員)として派遣され、植生調査と牧畜研究に従事。以後一貫して、牧畜と乳文化とを追い求め、ユーラシア各地をフィールド調査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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