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大日本帝国の生物兵器-③-㋐秘密戦-「第二次世界大戦秘録 の第2章 炭疽菌爆弾(イギリスの秘密兵器) [軍事]

61J6FnvbqzL.jpg第二次世界大戦秘録 幻の作戦・兵器 1939-45  著者 マイケル・ケリガン
 防衛省防衛研究所戦史研究センター  石津 朋之 (監訳), 餅井 雅大 (翻訳)
出版社 ‏ : ‎ 創元社; 初版 (2012/12/27)  サイズ B5判 : ‎ 192ページ 
ISBN-‎ 978-4422215266
第1 章 1939-1941年  第2 章 1942年  炭疽菌爆弾(イギリスの秘密兵器)など  第3 章 1943年  第4 章 1944年  第5 章 1945年
大日本帝国の生物兵器ーー㋐〈秘密戦〉とは何か 「陸軍登戸研究所と日本軍の秘密戦」山田 朗  より 
秘密戦という軍事用語には、広義と狭義の 2つの使い方がある。広義の秘密戦とは、①化学戦(毒ガス)、②生物戦(細菌等)、③非合法な戦い(スパイ・攪乱・テロ)など、要するに国際条約上、あるいは国際信義上、秘匿を要する戦い全般を指す
狭義の秘密戦とは、③非合法な戦い(スパイ・攪乱・テロ)の部分のみを指している。本稿では、狭義の秘密戦のことを〈秘密戦〉と表記。
大日本帝国陸軍の定義によれば〈秘密戦〉は、防諜・諜報・謀略・宣伝(戦時プロパガンダ)の 4つの要素から成り立っている。〈秘密戦〉とは、戦争には必ず付随するが、歴史に記録されない〈裏側の戦争〉、〈水面下の戦争〉ともいえるものである。〈秘密戦〉による戦果というのは,これは勝った方も負けた方も公表しないのが普通です。 現在でも〈秘密戦〉の類はおこなわれていますので,過去の〈秘密戦〉であったとしても,その詳細を明らかにするということはめったにありません。 
【滅多にない公表された資料を集め書かれた本書「第二次世界大戦秘録」】
日清・日露戦争(1904~05年)からシベリア出兵(1918~22年)の頃から対外的な〈秘密戦〉を目的として参謀本部直属のスパイ・情報収集者が朝鮮半島や大陸に派遣された。石光真清ら日本側諜報員は、商人・僧侶などに変装して情報収集や工作にあたっていた。また、ストックホルムなどを拠点に明石元二郎ら軍事情報の収集、ポーランド独立派等に武器・資金援助を行っていた。
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続く


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