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新華社が報じたロシアのラブロフ外相インタビュー① [経済]

新華社が報じたロシアのラブロフ外相との書面によるインタビュー 



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インディペンデント・ウェブ・ジャーナル・IWJが新華社記事を仮訳してみると、ロシアのラブロフ外相は経済制裁に対して「脱ドル、脱オフショア、輸入代替、技術的自立の強化」で対応すると語っていた!! さらに停戦交渉については「中露を含む国連安全保障理事会の常任理事国をメンバーとする保障国組織の設立」構想にも言及!!

新華社は1問目に「ウクライナの危機の本質をどう考えていますか? この問題を解決するために、国際社会は何ができるのか?」と聞いている。

ラブロフ外相は、「ウクライナの危機を語るとき、まず、冷戦終結後、米国を中心とする西側諸国が一極集中の世界をつくるという長期にわたる破壊的な道を歩んできたことを語る必要がある」とし「米国やNATO諸国が、ウクライナをロシア封じ込めのための道具として、何年も前から反ロシア感情を煽り、キエフの政権に西側につくかモスクワにつくかという選択を迫っていた」と述べ、2014年のユーロ・マイダンについて「ウクライナで起きた違憲クーデターを先導し、支援したのは欧米諸国だ」と非難しています。

その上でラブロフ外相は米国やNATO諸国が、「キエフ政権に、ミンスク合意にもとづく危機の政治的解決をうながす代わりに、政権を武装させ、ウクライナ軍と民族主義大隊を訓練し武装させ、ウクライナ領土の『軍事・政治的発展』を全面的に行っているのです。彼らはキエフ政権が暴力的な反ロシア路線を追求することを奨励した。実際、彼らはウクライナの民族主義者を扇動して、交渉プロセスを妨害し、『ドンバス問題』を力ずくで解決しようとするのです」



ラブロフ外相は「NATO諸国はキエフ政権への支持を公然と表明し、ロシアが政治的合意によって軍事作戦を終了させるのを阻止するためにあらゆる手段を講じています。あらゆる種類の武器がポーランドや他のNATO諸国を経由してウクライナに入ってきています。これらはすべて『侵略との戦い』という口実で行われていますが、実際には米国とEUは『最後のウクライナ人まで』ロシアと戦うことに熱心で、国際関係の独立した主体としてのウクライナの運命には無関心なのです。」

「米国とNATOがウクライナ危機の解決に本気で関心があるのなら、まずは目を覚まして、ウクライナへの兵器・弾薬の供給を止めるべきだ」と述べた。 https://www.afpbb.com/articles/-/3402867


新華社による「ロシアは、民間人保護のためにどのような努力をしているのか?」という質問に、ラブロフ外相の答えは「ロシア軍は地元住民にあらゆる支援・援助を行っている」と2月24日以降、ウクライナから100万人以上がロシアへ避難した、ウクライナ市民280万人がロシアへの避難を希望している


と述べ、「ハリコフやマリウポリ方面の人道的回廊は、危険地域から人々を避難させるために毎日開かれているが、キエフ政権は民族主義大隊の支配地域から民間人を解放しないように命じている」。「ウクライナ側は外国船舶を封鎖し、内水面や領海を航行する船舶に砲撃を加えるという脅しを続けている。また、ウクライナ海軍は海岸沿いや港湾水域、領海に機雷を仕掛けている」と指摘しています。


続く

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