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静岡県・鹿のわな猟> 捕獲効率化手法を開発 [食から見る]

静岡県農林技術研究所森林・林業研究センターは、鹿を効率よく捕獲できる手法を開発した。鹿の目線をそらすため餌を立ち木に設置し、根元にくくりわなを仕掛ける。十分に餌付けしてわなを仕掛けるため、餌付けの期間中は他の動物を捕まえていないかを確認する見回りが不要で、大幅に省力化できる。
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 鹿は警戒心が強いため餌付けは10日ほど行う。鹿の足跡を見つけ獣道から少し離れた立ち木の根元に餌をまく。鹿が餌を毎回食べていることを確認したら、立ち木の1・2メートルほどの高さに餌をビニール袋に入れて針金でくくる。鹿が首を伸ばした時の前足の位置にわなを置く。
 餌は鹿が好む畜産用のアルファルファヘイキューブをほぐして使う。袋に入れ、雨天時の劣化を防ぐ。イノシシや熊は興味を示しにくい。
 同センターの大場孝裕上席研究員は「天気や捕獲者側の都合に合わせてわなを設置して捕獲を狙えるため、見回る労力を減らせる」と見込む。
 県内では伊豆地域の鹿被害が数多い。同地域で活動する田方猟友会の鈴木忠治会長は「餌が少ない冬場や標高の高い場所で、効率よく鹿の捕獲ができそうだ」と期待する。
日本農業新聞の2021年05月07日記事  https://www.agrinews.co.jp/p54201.html  


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