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徴兵制と近代日本・・1868‐1945‐-加藤陽子 /著 [明治以後・国内]

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徴兵制と近代日本
1868‐1945
著者 加藤陽子 /著  
出版年--1996.10
出版者 吉川弘文館
大きさ 20cm
ISBN 4-642-07496-1
新潟市立図書館収蔵 中央ホンポート館2階 /393/カ/
県立図書館収蔵
内容紹介
国家が国民に強制する兵役義務である徴兵制は、国民と社会にどのような影響を与えたか。明治初年から敗戦に至るまで、徴兵制を巡る政府と軍部の熾烈な攻防を子細にたどり、徴兵制を通して日本近代国家の特質を描き出す意欲作。
国民の兵役義務=徴兵制の変遷から、
わが国近代国家の特質を解明
国家が国民に強制する兵役義務=徴兵制は、わが国の国民と社会にどのような影響を与えたのか。
徴兵令制定から、兵役法廃止まで70余年の度重なる改変過程と軍部・政府間の攻防をたどり、日本近代国家の特質を抉出する。
加藤さんのこの「徴兵制と近代日本」は明治6年の徴兵令が度々改正される際の議論やそれに関わった人たちの思惑、国際情勢までも分析し、昭和2年の兵役法を経て、日中戦争や太平洋戦争の激化で必要とされる兵隊の数が増えていくなかで、如何に迅速に徴兵し、教練するかという課題を国家がどのように克服しようとしたかの足跡が分かりやすく分析されていた。
目次
1 武士のなにが問題だったのか
2 徴兵制確立前の兵制
3 徴兵制導入にあたっての論理と兵士の数
4 フランス・ドイツの影響
5 大日本帝国憲法成立まで
6 憲法と徴兵令
7 帝国議会での攻防
8 第一次大戦の影響
9 日中戦争期の兵役法
10 太平洋戦争期の兵役法
著者略歴 
加藤陽子(カトウようこ)
1960年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。2009年現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授

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