SSブログ

資本主義と闘った男ー講談社ー2019 [思考の型]

資本主義と闘った男06.jpg資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界
並列タイトル HIROFUMI UZAWA Against Capitalism
著者 佐々木 実 [ササキみのる]  
出版者 講談社
出版年 2019.3
 B6判/ページ数 640p
大きさ 20cm
第6回 城山三郎賞
ISBN 978-4-06-513310-1
新潟市図書館収蔵 中央・ホンポート館 2階 /289.1/ウザ/
新潟県立図書館収蔵 /289.1/U99/

内容紹介
世界から称賛された気鋭の数理経済学者は、なぜ突然「長い沈黙」に入ったのか。経済学の発展に寄与しながら、なぜ経済学を批判するようになったのか。「人々が平和に暮らせる世界」を追求した宇沢弘文の激動の生涯を描く。
ノーベル賞のアローらに認められ、米国でいち早く数理経済学の最先端分野を開拓し国際的名声が頂点にあるなか日本へ帰国。高度成長の負の遺産である公害や都市・環境破壊など社会問題に覚醒し、自ら構築してきた新古典派理論(近代経済学)や米国で支配的となったフリードマンらの新自由主義を根底的に批判。こうした宇沢の葛藤の思索は晩年の「社会的共通資本」の理論に帰結していく。宇沢経済学の変質とその潜勢力とは何か、いわば「未完の思想」は後世に委ねられる。
出版社内容情報
今から半世紀も前、優れた幾多の論文によって世界の経済学界を驚かせた日本人の経済学者がいた!彼の人生は、20世紀の経済学史そのものであり、彼の生涯は、人々が生き甲斐をもち、平和に暮らせる世界を創り出すために捧げられた。そしてそれは資本主義との闘いの人生でもあった――。2014年に逝去した経済学者 宇沢弘文の伝記です。伝記でありながら、難解とされる氏の経済学の理論を、時代と絡めながら解説していきます。
目次
リベラリズム・ミリタント
朝に道を聞かば夕に死すとも可なり
ケネス・アローからの招待状
輝ける日々
赤狩りの季節
カリフォルニアの異邦人
別れ
シカゴ大学「自由」をめぐる闘争
もうひとつのシカゴ・スクール
二度目の戦争
「陰(Shadow)」の経済学へ
“ドレス”と“自動車”
反革命(The Counter‐Revolution)
空白の10年
ローマから三里塚まで
未完の思想Liberalism
著者紹介
佐々木実[ササキみのる]
1966年大阪府生まれ。大阪大学経済学部卒業。日本経済新聞社退社後、フリーランスのジャーナリストとして活動。「市場と権力」で大宅壮一ノンフィクション賞・新潮ドキュメント賞を受賞。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

Facebook コメント