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成功していた日本の原爆実験=隠蔽された核開発史=2019-山崎正勝氏の批判を追加 [軍事]

成功していた日本の原爆実験=隠蔽された核開発史
著者1 ロバート・ウィルコックス /(Robert K. Wilcox)
訳  矢野 義昭 /(やの・よしあき) 
成功していた日本の原爆実験=隠蔽された核開発史WfL.jpg出版年 2019.8
出版者 勉誠出版
A5判・22判/ページ数 33,410p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-585-22246-0
本体価格;4,500円
新潟県立図書館収蔵 資料コード 0010019350612 NDC分類(9版) 559.7


内容紹介
 日本の核爆弾の開発は、これまで言われてきた水準よりもはるかに前進しており、大戦終結直前の8月12日に、北朝鮮の興南で核実験にも成功していた-。長らく最高機密として封印されてきた日本の原爆実験の真実に迫る。   米国の最高機密情報を増補した第3版を米国に先駆けて出版


CIA機密調査班の調査が、日本の核開発はとん挫したという定説を覆す。
1945年8月12日早朝、北朝鮮興南沖にて海上爆発に成功していた。海上爆発特有のきのこ雲の発生を日本人仕官が証言、傍証多々。
資源は主に北朝鮮で採掘精錬、興南はアジア最大の軍事工場。
爆発数時間後、ソ連軍侵攻占領、科学技術者たちを拉致拷問。
戦後、ソ連、中国、北朝鮮の核開発の拠点になった興南。
占領下の尋問調査での日本人科学者たちの証言を否定。


目次


まえがき
第1部 終戦直後の核実験情報
第2部 収集と分析
第3部 明らかになった日本の核開発能力
第4部 死にもの狂い
第5部 残された謎
参考文献リスト
解説


著者紹介
ロバート・ウィルコックス(Robert K. Wilcox)
1943年生まれ。作家、ジャーナリスト。専門は軍事史。
ニューヨークタイムズ他の新聞社・雑誌に寄稿。10冊以上の著作を発表している。

矢野義昭(やの・よしあき)
昭和25年生まれ、京都大学工学部機械工学科卒、同文学部中国哲学史科卒。国家生存戦略研究会会長、日本安全保障戦略研究所上席研究員、防衛法学会理事、日本国史学会会員、岐阜女子大学特別客員教授。拓殖大学博士(安全保障)。
著書『危機対策必携マニュアル―天災・人災・戦災に備える』(勉誠出版)、『軍拡中国に対処する』(勉誠出版)ほか。


2001年、山崎正勝 博士[理学博士・物理学]からの批判 

     「第二次世界大戦時の日本の原爆開発」日本物理学会誌56巻8号より


Robert K. Wilcox: Japan's Secret War (William Morrow &  Co.Inc,1985)

ウィルコックスは冒頭で日本軍が朝鮮の興南の沖合で1945年8月10日に原子爆弾の実験に成功したという信頼性の低いGHQの情報資料を引用し、H本の研究が高い水準にあったかように述べている。ウィルコックスが引用した資料には、「火球の直径は1,100ヤード〔1,000m:引用者〕」とあるが、これは広島原爆の10倍で、エネルギーで換算するとlメガトンになり考えられない。また、彼が割愛している資料の後半には、「破壊面積は1平方マイル〔1.6km四方:引用者〕」とある。核爆発の場合は、破壊領域が爆風のため火球の半径の10倍に及ぶが、このデータにはこの特徴が出ていない。彼が引用している資料そのものが、彼の主張を覆している。アメリカでの本格的な批判は次の論文を参照.
Walter Grunden: Intelligence & National Security 13(2):32-60 · June 1998 
ungnam and the Japanese atomic bomb: Recent historiography of a postwar Myth



cent_historiography_of_a_postwar_Myth

第二次世界大戦時の日本の原爆開発ー山崎正勝 2001、56_584.jpg

タグ:原爆空襲
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