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ふしぎな中国 (講談社現代新書) – 2022/10/20 [ユーラシア・東]

713EM7wwL.jpgふしぎな中国 (講談社現代新書) – 2022/10/20
近藤 大介  (著)
中国ウォッチャーとして知られる著者が、新語・流行語で現代中国を読み解く。
まえがき より 要約
 中国は、「ふしぎな国」である。
 以前、現代中国を代表する作家の一人、余華氏と話し込んだ時、「中国という国をどう捉えたらよいか?」と問うてみた。すると、しばし黙考した後、こう答えた。
 「中国はこの世のカオスである。中国について一つだけ確かなことは、誰にも明日の姿を予測できないことだ」
 そんなアジアのワンダーランドに、天は贈物を授けた。それは、「漢字」である。
「はじめにことばがあり、ことばは神であった。
 (中略)ただ漢字だけが、いまもなお不死鳥のように生き残っていて、その巨大にして旺盛な生命力は、容易に枯渇をみせようとしない」--日本の漢字研究の第一人者・白川静博士(1910年~2006年)は、著書『漢字』で、こう喝破している。
 幸いにして、同じ漢字文化圏の日本人には、漢字が理解できる。そこで、中国の34種類の新語・流行語・隠語を駆使して、現代中国の最新形を解明し、等身大の中国人を理解しようと試みたのが本書である。政治・経済・外交用語から、若者言葉、ネット士から消された禁句まで、まさに玉石混淆だ。
第1章 スマホ世代の中国人の素顔
社恐 会社が恐い? いえいえ
仏系 宗教用語ではありません
Yyds 中国の若者たちが使いこなす暗号
45度人生 中庸とは似て非なる生き方
白蓮花 中国人女性の最新進化系
猪拱白菜 白菜が豚にごっつぁんされた?
潤学 中国に見切りをつける若者たち
第2章 毛沢東の再来を目指す習近平
共同富裕 中国IT企業は約2兆円を投資
不忘初心 説くのは、「あの御方」
学査改 中国共産党員たちの新たな「習慣」
戦狼外交 アメリカで言えばランボー
佩洛西竄台 台湾を訪れた女性といえば……
千年大計 深セン、上海に続く国家級プロジェクト
白衛兵 コロナで出現した「新種」
第3章「皇帝」習近平を悩ますもの
動態清零 これが原因で中国経済が急ブレーキ
新能源人「新能源車」(新エネルギー車)と一字違い
埋頭苦幹 ポスト習近平候補の「座右の銘」
一国両制 約束は破られるためにある?
三孩政策 鄧小平が犯した数少ない失敗
掃黄打非 日本では黄色でなくてピンク
西朝鮮 朝鮮半島の西にある「朝鮮」とは?
第4章 24時間戦えますか? 弱肉強食の中国ビジネス
九九六 中国版「月月火水木金金」
打工人 打撃の職人という意味ではない
外売騎手 その数なんと1000万人!
直播帯貨 中国の髙田明」は絶世の美女
爛尾楼 欠陥住宅以前の問題
第5章 気になる隣人「日本人」
凡学 男装の麗人といえば……
迷惑行為 コロナ流行で日本から消えた
錦鯉 遅咲きのコメディアンではない
融梗 よくある話ではあるが……
恐婚族 バイブルは、上野千鶴子の『女ぎらい』

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