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イラン現代史 改訂増補 従属と抵抗の100年   吉村 慎太郎/著 [ユーラシア・近東]

イラン現代史4908672393.jpgイラン現代史  改訂増補 従属と抵抗の100年
吉村 慎太郎/著
 -- 有志舎
 -- 2020.4
ISBN 978-4-908672-39-2
新潟市立図書館収蔵 中央ホンポート館2階 /227.2/ヨシ/
県立図書館収蔵
内容紹介
 中東の大国イランの歴史を平易に解説する入門書。「イスラム原理主義国家」というイメージ先行の理解と異なる、この国の本当の姿と歴史のダイナミズムを描き出す。2001年から2019年までの新章を加えた改訂増補版。
現代世界のなかで無視できない中東の大国イラン。その現代史は欧米諸国への従属と抵抗に彩られている。19世紀から21世紀の現在まで、欧米列強の度重なる露骨な介入と支配に対して、あるときはそれを受容し、またときにはそれに激しく反発・抵抗してきたイランの歴史を平易に解説する入門書。
 「核開発」疑惑や「テロ」問題に絡めて、欧米から貼られる「イスラム原理主義国家」というレッテルとは一線を画し、イラン内部の葛藤や苦悩にも光を当て、この国の真の姿と歴史のダイナミズムを描き出す。初版に改訂を施し、さらに2001年から2019年に至るイラン政治と国際政治の激動に関する新章を加えた待望の「改訂増補」版。
目次
序論 「域内大国」イランの特異性
第1章 19世紀帝国主義時代下のイラン
第2章 立憲革命の展開と政治危機の深化
第3章 第一次大戦と戦後イランの混迷
第4章 レザー・シャー独裁王政の成立と変転
第5章 石油、冷戦と民族的抵抗
第6章 「改革」志向の独裁と米国、そして抵抗運動
第7章 革命、戦争と「党派対立」の激化
第8章 さらなる苦難の道へ
著者等紹介
吉村慎太郎[ヨシムラしんたろう]
1955年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。一橋大学言語社会研究科博士(学術)。広島大学大学院人間社会科学研究科教授。専門はイラン近現代史と中東国際関係
著書に「核拡散問題とアジア」など。

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