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東ユーラシアの生態環境史 & トラが語る中国史 [ユーラシア・東]

海ー東ユーラシアの生態環境史-306.jpg東ユーラシアの生態環境史
上田 信 /著 
山川出版社
 世界史リブレット 83
出版年>2006.4
ISBN>4-634-34830-6
新潟市立図書館収蔵 中央ホンポート館2階
内容紹介
中国・雲南西北部のチベット族の家を訪ねると、必ずバター茶がふるまわれる。照葉樹林(常緑広葉樹林)で摘まれた茶葉、大地から汲み出した塩、そして地元で飼うウシの乳が、茶の味をかもし出し、銅製の薬缶で湯が沸かされる。
茶葉と塩と銅、いずれも生態環境を変えながら生産され、遠く交易されてきた。茶葉と塩と銅、これらの物産をめぐる環境と交易の歴史をたどると、日本をも含む東ユーラシアという広がりが浮かび上がってくる。
海、トラが語る中国史ー4634490501.jpgトラが語る中国史
エコロジカル・ヒストリーの可能性
上田 信 /著  
山川出版社
historiaシリーズ<005
出版年<2002.7
ページ数<198p
NDC分類(9版)>489.53
ISBN<4-634-49050-1
新潟市立図書館収蔵 中央ホンポート館2階自然 ほか
内容紹介
私はトラである。中国の東南部の山間地域に住むトラである。ヒトがたどった三千年にもわたる歴史を、私たち一族は見つめてきた。永い時間のなかでは、気候も変わり植生も変わる。野生動物とヒトとのかかわり方も、変わってきた。ヒトが私たちに畏れを抱いた時代もあった。ヒトによる開発が、私たちを追いつめていった時期もあった。トラとヒトとの関係の歴史を、エコロジカル・ヒストリーとして語っていこう。
目次
1 ヒトが来る前
2 ヒトと遭う
3 ヒトに畏れられる
4 ヒトに追いつめられる
5 大虐殺、その後
著者等紹介
上田信[ウエダマコト]
1957年生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専攻、中国社会史・生態環境史。2020年現在、立教大学文学部教授)

タグ:中国
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